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はじまり ページ1

ふと顔をあげると遠くに君のシルエット。

肩を丸め、遊ばせた毛先が光に照らされる。


歩いてきたところで、校門前で待つ私の近くに立ち止まる。

いつものように周りを取り囲む女の子たちも立ち止まる。


何か用？

ニヒルな口元が見えるけれど、そう言ったかどうかは分からない。
　



小さく息を吸って、

一世一代の勇気。





「私と付き合ってくれない？」

余命→



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作者名：hiro | 作成日時：2021年5月11日 14時

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