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#26 ただ前へ 13 ページ28

僕は、今日、知念君に相談するために、個室の焼肉屋さんに来た。


知「相談ってどうしたの?」





言ったら、知念君どう思うかな。




山田に言われたことそれは。































『この仕事辞めてくれたら』



でも、僕はやめた方が、Hey!Say!JUMPのためにもなるし、自分のためにもなると思う。





だから。だから。





日「あのさ。知念君。


















僕、やっぱ、この業界から消えようと思う。」






知念君の、焼肉をひっくり返す手が止まった。



知「なんで。どうして。」



知念君がちょっと強くいってくる。






日「や。あの。僕、みんなみたいに、合わせて、踊るの苦手だし。」





知「伊野尾ちゃんだって。苦手だけど、がんばってるよ。」





日「歌も、ソロなら全然いけるけど、みんなとうたうと、浮くし、」





知「僕も浮き気味だから。」




ちがうの。違うの。





きっと僕だって続けたいの。この仕事。



でも。


日「普通に。辞めたい。」






元々、軽いウソをみんなについていた。




この仕事は、はじめてってこと。


初恋は、隣の席ってこと。


そんな小さな嘘を。




積み重ねて。







気づいたら、口から出る言葉は、全部偽物。





本音は、かみ殺してきた。






喉元はこぼれそうになる本音の、変換機。




知「普通に辞めたいってどういうこと。



自分から、この世界に来たんでしょ。




夢は何だったの。」




日「。。。」




何だったんだろ。



知「無責任だよ。



デビュー当時から、Hey!Say!JUMPのメンバーとしてやってきてる身からすると。


11年間色々、あったんだよ。




そこに、急に入ってきた見知らぬただの『ヒト』なんだよ。




ならちゃんと『誇れるメンバー』なるまで。。




ただ前へ進んでいこう。





問題は、山積みだよ。悩みも消えないと思うよ。って泣かないでよ。」



ヤバい。涙が。。。


知「僕も泣いちゃうじゃん。。」




きっとこの瞬間瞬間。の感情を。





花に変えられるまで、進んでゆこう。









トビラを開けた日。2018.8.1.



ただ前へ 終


#27 第三章スクランブル→←設定説明 駒瀬天



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作者 結城 - ききさん» ありがとうございます!ものすごく嬉しいです!ききさんのその言葉をエネルギーにしてこれからも、頑張ります! (2018年8月19日 10時) (レス) id: 1ebb75e069 (このIDを非表示/違反報告)
きき - 面白い作品ですね!文才ありますよ!なんだったらうちに分けていただきたいぐらい、、、、これからもファイトです! (2018年8月18日 18時) (レス) id: f5a40924a5 (このIDを非表示/違反報告)
作者 結城 - 澪桜さん» 待っててください!なるべく、今年中に完結させます。 (2018年8月1日 11時) (レス) id: 1ebb75e069 (このIDを非表示/違反報告)
作者 結城 - 岡田侑翔さん» 頑張らせていただきまっすううう!このお話を読んでくださり本当にありがとうございます。 (2018年8月1日 11時) (レス) id: 1ebb75e069 (このIDを非表示/違反報告)
澪桜(プロフ) - 続き待ってます((o(。>ω<。)o)) (2018年7月15日 23時) (レス) id: a8a03b97ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウキイハ | 作成日時:2018年5月6日 10時

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