39話 ページ40
Aside
「どうしたのー？」
琴葉「ママ〜、琴ちゃんも……」
「琴ちゃんも？あ、抱っこ？」
そう言って問い掛けたら、コクコクと頷く琴葉。
そりゃあ可愛い琴葉のお願いだから抱っこぐらいしてあげたいんだけど、どうも奏ちゃんが離れてくれそうにない。
そしたらいつまでも抱っこしてもらえないからか、ウルッと琴葉の大きな瞳に涙が溜まる。
「あわわっ、」
菅原「わー！パパが抱っこしてあげるから、これで我慢して、な？
ママには後で抱っこしてもらおうな〜」
サッと駆けつけてきてくれた孝支がそう言って琴葉を抱えて、琴葉は泣きそうな顔でジーッと孝支を見つめる。
そしてコクりと頷いてくれて、私と孝支は安堵の息を漏らした。
菅原「ほら、奏太も。言うこと聞かないとママが悲しむぞー」
「そうだよ、奏ちゃん。奏ちゃんが言うこと聞いてくれなかったらママすっごく悲しいなぁ。
奏ちゃん良い子だから、ちゃんとママの言うこと聞いてくれる？」
奏太「……聞く、」
「ホント？ふふ、ママすっごく嬉しいなぁ。じゃあ、少しの間だけパパ達と遊んでてくれるかな？」
そう言うと奏太はコクりと頷いて、孝支の横までパタパタと掛けていった。
そんな2人の姿を見て、私と孝支は目を合わせ、クスッと笑みを溢した。
(孝支、ありがとう〜。助かりましたっ)
菅原(いえいえ、こちらこそいつもありがとな)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 77人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スガ - 不登校女子☆さん» 不定期過ぎる更新にも関わらずそう言っていただけて感激です！！きちんと更新していけるように頑張りますので、よろしくお願いします！ (2021年4月12日 19時) (
レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
不登校女子☆ - 最高です！！！これからも、頑張ってください！！マジで、好き。 (2021年4月10日 19時) (レス) id: 67e9a9c4e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
