【ハイキュー】縁下さんは菅原さんになりました〈菅原孝支〉

15話 ページ16

Aside


「ねぇ、孝支！海行かない？」

菅原「海？」

夏も暑くなってきたある日のこと、私はアイスを食べながら、隣に座っている孝支にそう言った。


菅原「どうした急に」

「んー、唐突に思った」

菅原「何だよそれ(笑)。ていうか、A泳げたっけ？」

「そりゃあ……泳げませんよ」

菅原「だろ？(笑)」

そう言って孝支は笑うから、私はムゥと頬を膨らませた。


菅原「んー、海ねぇ……海って、水着？」

「そりゃそうじゃない？」

菅原「……じゃあ、ダメ」

「えっ、何で？」

孝支に断られると思わなくて、思わず驚いてしまった。

菅原「ダメなの。暑いんだったら、家でビニールプール……」

「何でビニールプール！？」

菅原「だって、嫌なもんは嫌なんだよ〜」

そう言って孝支はギューッと私を抱き締めた。


「えー、何で嫌なの？夏の醍醐味でしょ？」

菅原「んー、そうだけどさぁ……」

「どうしたの？海嫌いだっけ？」

菅原「いや、好きだけど……」

「えー、じゃあ何？」

私がそう聞いても、孝支は「んー」と言うだけで何も言わない。

えー、何なんだろ……？

「孝支、教えて？」

菅原「…………なの、」

「え？」

菅原「……嫌なんだよ、Aの水着姿とか、他の男に見せたくない……」

そう言って孝支は顔を真っ赤にさせた。



(……相変わらず可愛い孝支くんですね)


菅原(もー、俺心狭いなぁ……)

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