お嬢様。 ページ1
こんにちは、小鳥遊Aと申します。
父は、皆さんご存知のIT企業の社長。
母は、大規模な病院を持つ院長。
なに、そこらの女子高生と変わりはございません。
私だって女の子ですもの。
「って…こんな口調絶っ対やだよ私！
普通の高校に入学したかった…っ！」
くっそぉ…
と、嘆く私の部屋に、お母さんが飛び行ってきた。
母「A！？新しい執事、やっと見つかったわ！
それに同い年！同じ学校にも通ってくれるそうよ、それからえぇっと…7人組だったかしら？」
「えっ！？7人って…多くない…？」
母「仕方ないわよ…、
これからいつ戻ってこれるか分からないの、
アメリカに出張なんだから。
お父さんだってアメリカに会社が立つの。」
いつもこうだ。
出張だって言って、いつまでも帰ってこない。
三年後に連絡が来たと思ったら、こっちに住むの。って。
5年語にいきなり帰ってきて、そしたら1週間ですぐにどっか行っちゃう。
いつも、1人。
そこにはやっぱり執事さんがいるんだけど…。
急にやめちゃって、急いで採用したら、7人になっちゃったって訳？
「…お母さんもお父さんも、もう戻ってこないの…？」
母「それは分からないわ、ただ忙しいの。
暇があればそりゃあ
「戻ってこないならそう言ってよ！」
……もう、飛行機まで2時間だわ、ちょっと準備して来るわね。」
ｶﾞﾁｬﾝ
閉められたドア。
一人の空間が蘇ってきた。
「はぁ…7人の執事さん、ねぇ…。」
私だってもう高校生になる。
執事なんて、いなくたっていいよ？
もう自炊だって、洗濯だって、お母さんやお父さんの居ないうちに出来るようになったんだもん。
お母さんは、執事に親の代わりをさせようとしてるの？？
そんな温もりは、もらったことないけどね。
「…喉、乾いた…。」
部屋を出て、リビングへ向かう。
ジュースあったかな、水でいいけど。
リビングに入ると、お父さんとお母さんがキャリーバックにパンパンにものを詰めていた。
父「あぁ、A。
お父さんとお母さんが居なくなっても金の問題は大丈夫だ、月に送るからな。」
「…うん。」
母「あなた、もう出ないと間に合わないわ、A、それじゃあね、
「あっ、待って、空港までお見送り」
いいわあなたはここで、またいつかね。」
ｶﾞﾁｬﾝ!!
乱暴に閉められたドア。
一人置いていかれた感じしかしなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 314人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやぼーね(プロフ) - 作者さんと名前一緒でびっくりしました！ww (2017年10月31日 13時) (
レス) id: f992cf83d3 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - ノアさん» はい！！すけちゃん雑ですみません！まだコーイチsideがないので、ユーキsideはまだ先になりそうです、ごめんなさい！ (2017年5月13日 15時) (レス) id: 1664064296 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 彩音さん» いっぱいリクエストありがとうございます!! (2017年4月17日 0時) (レス) id: d70e71fa7b (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - ノアさん» はい〜分かりました！ (2017年4月16日 0時) (レス) id: 1664064296 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 彩音さん» 全然ないです!!なんでもいいです!!あと、いろんな話を挟んだ後でいいのでまたすけちゃん見たいです!!! (2017年4月15日 10時) (レス) id: d70e71fa7b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彩音@( ･(ｴ)･) | 作成日時：2017年4月1日 2時
