何故か普通科の俺がヒーロー科の２トップにモテてる件について (ページ5)

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番外編卒業後ページ5

卒業を間近にひかえた1月俺と勝己は東京の物件を見に来ていた。

『2人の事務所の事考えるとこのエリアじゃない？』

爆豪『この辺でもいいんじゃねぇか』

そこからその周辺の不動産屋へ向かい2人で住める部屋を探した。

女性『条件は如何しましょう』

『2LDKで家賃12万以内でできるだけ駅近がいいんですけど』

爆豪(寝室と収納用の部屋か)
(寝室はわけないとね)

女性『この辺は家賃が割と安いエリアですので、、、これなんかいかがでしょう』

出された物件は1階で築20年でかなり広い部屋だった。

女性『他には、、』

そう言われ次々に出される物件情報。

『あの！内見したいんですけど』

女性『あぁ〜わかりました！では車を出しますので』

そして3件目の部屋に着いた時。

爆豪『ここでいいんじゃねぇか、寝室も広いし』

『ここだとどっちかの部屋が広いし俺は前のとこがいいかな』

爆豪『あ？ちょっと待て、どっちかってどういうことだ？寝室は1個でいいだろ』

『え、、』

爆豪『は？、、』

お互いに思考停止して少しの間固まった。

女性『あの、、こちらの物件は4階になりますし駅からもすぐで周りの利便性も兼ね備えておりますのでカップルで住まれるにはおすすめかと、、』

『いや、でも寝室は、、』

爆豪『ここにする』

『ちょっと！』

俺の意見なんか無視してトントン拍子で決まっていく。

そして3月引越しを終え結局寝室も分ける事は出来ずに始まる新生活、俺たちは新生活に必要な家具を買いに来てた。

『ベッドと布団どっちがいいかなぁ、でもシングルのベッドって落ちそうで怖いんだよね』

爆豪『んなのキングサイズでいいだろ』

『あの部屋にキングサイズ2つは無理でしょ』

爆豪『1個でいいだろ』

『え、、、』

爆豪『あ？、、、』

ここでも意見が食い違っていた。

『いやいや、ベッドは別の方がいいって』

爆豪『あ？一緒じゃ嫌なのかよ』

少し拗ねたように言う勝己。俺は勝己のこういう態度にすこぶる弱い。普段沸点0で常に誰にでもブチ切れだからすごく可愛く見える。しかも成長のせいで自分よりはるかに身長が高いせいで大型犬に見えてくる。

『、、、、わかったよ』

了承してしまった。

そしていざ買ったものが届くと寝室いっぱいのベッドがカップル感満載で恥ずかしくなる。

爆豪『2人で揃えた家具、しかも猫どもも最近俺に懐いてるしこれで簡単には逃げられねぇよな』

そうニヤついて言う勝己の横で俺はまた恥ずかしさをこらえた。