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家に着いた頃にはかなり濡れていて3人には急いでシャワーを浴びてもらった。俺は濡れた服を脱ぎ部屋着に着替える。3人分の服を用意しそれぞれに渡す。
最初にシャワーを浴びたのは轟くんで俺が渡した服に着替えたえリビングで待っててもらった。次に爆豪くんが出てきてその後緑谷くんも出てきたので俺もシャワーを浴びた。
リビングに行くと爆豪くんはソファーに轟くんはテレビの前で話していた。
爆豪『一人暮らしって聞いてたけど一軒家だったんだな』
『あ、うん、今は俺一人しか住んでないよ。あ、夕飯作るからちょっとまってて』
緑谷『何か手伝うよ』
『いいよ、パパっと作っちゃうから』
俺は１時間ほどかけ何品か作った。
緑谷『わぁ〜すごいご馳走』
『そう？』
俺は全員分のご飯をよそい自分の分はラーメン用の丼によそった。
『いただきます』
みんなお腹がすいてたのか黙々とご飯を食べていく。
緑谷『美味しかった〜ご馳走様』
用意したご飯はあっという間に無くなりみんな満足そうな顔をしている。
『そう、良かった、じゃあ、片付けてくるから待ってて』
緑谷『片付けくらい僕らでやるよ』
轟『あぁ、鳶山は座っててくれ』
『じゃあ洗濯物やろうかな』
爆豪『手伝う』
『ありがとう』
食器などは轟くんたちに任せ俺は爆豪くんと脱衣所へ向かう。先程洗濯機に入れたワイシャツやパンツを取り出しハンガーへ掛けていく。室内乾燥のスイッチを入れる。
リビングへ戻るとちょうど片付けが終わったらしく緑谷くんと轟くんがいた。
『じゃあ布団用意しよっか』
4人で家の1番奥の部屋へ向かう。そこは和室で押し入れには布団が何枚か入っている。
緑谷『これって』
緑谷くんは部屋の端に置いてある2つの仏壇を見て言う。片方には写真が2枚、もう片方には3枚の写真が置いてある。
『あぁ、祖父母と両親と姉ちゃん』
緑谷『あ、、』
緑谷くんは少し困った表情になり残りの2人も同じような顔をする。
『両親と姉ちゃんは5年前にね、、ヴィランに、、おじいちゃんはもうずっと前に、おばあちゃんは一昨年亡くなった。』
俺が布団を押し入れから出しながら言うと3人は暗い表情をする。
『あ、でももうずっと前のことだし、今はクラスのみんなやA組の人が仲良くしてくれるから全然悲しくないよ。それに犯人グループも全員死んだしね。』
そういうと暗かった３人の表情が少しだけ和らいだ気がした。
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作者名：寝息 | 作成日時：2023年6月9日 20時
