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店を出たあと適当にブラブラ歩いていると花火大会の広告が目に入った。

黒尾『今年も行く?』

『いいの?』

クロは今年受験生だ。今日だって俺のために時間使ってくれていてもしかしたら無理してるんじゃないかと心配になる。

黒尾『あぁ』

『でも受験勉強とかあるでしょ、、、』

黒尾『たまには息抜きしないと、それに、、Aと付き合って最初の花火大会だから行っときたいだろ』

そう言って俺の頭に手を乗せた。

黒尾『お、もうこんな時間か』

時計を見ると6時を回っていた。

黒尾『飯食って帰るか』

『うん』

それから2週間後、夏休みに入り、今日から1週間森然高校で合宿がある。早朝から家を出るとクロもちょうど家から出てきた。

『おはよう』

黒尾『おはよう、今日からよろしくな』

『うん、、、でもまずは研磨のこと頼んだ』

研磨を連れてくるのはクロに任せ俺は先に学校へ向かった。学校について部室へ向かい、昨日予め準備しておいた合宿で必要になるものをバスが止まっている所まで運んだ。

直井『おはよう』

『おはようございます』

運び終わる頃にコーチと監督が来て、バスに積むのを手伝ってもらった。

海『おはようございます』

部員たちが次々にやってきて、集合時間の10分前に全員が集まった。全員が乗り込んだのを確認して俺もバスに乗った。席は前から3番目の窓側。後ろの席はリエーフで前は海さん、隣はクロだ。

灰羽『俺もAさんの横が良かったです!』

黒尾『Aの横は俺って決まってるんですー』

さっきからうるさいリエーフとニヤニヤしながらそれに返すクロ。バスが走り出したので、

『2人とも危ないから座って』

クロが参考書を開いて勉強し始めたので俺も本を読み始める。

灰羽『Aさん、Aさん』

『ん?』

灰羽『合宿楽しみですね!』

そんな声が頭上から聞こえてきたので、後ろを見るとやっぱり立ち上がっていた。

『リエーフ、さっきも言ったけど危ないから座ってね』

灰羽『はい!』

元気よく返事してくれたが、この後数回同じことを言わされた。

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黒尾ファン - 全部読みました(出てるやつは)とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます!頑張ります! (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです!こういう甘々系探してました!更新頑張って下さい!✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寝息 | 作成日時:2024年3月14日 10時

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