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舌が抜かれクロと目が合う。
黒尾『A』
母『テツローくーん』
1階から母の声が聞こえお互い体を離す。クロは急いでドアを開け階段の方へ行った。
黒尾『はーい』
(びっっっくりした、、あのまま続けてたら、、)
顔を両手で抑えているとクロが戻ってきた。
『母さんなんだって?』
黒尾『泊まってくのかだって、もう少ししたら帰るって言っておいた』
『そう、、』
続きをするにしても心臓が持たないので助かった。でもこれで終わりなのは少し寂しい気もした。
翌日
今日は朝練も放課後の練習もない。いつもより遅くに家を出るとクロが研磨の家から出てきた。
『おはよう』
黒尾『おはよう』
『研磨まだ起きない?』
黒尾『先行っててだって』
駅までの道を並んで歩く。昨日のことが頭に浮かんで来て恥ずかしくなる。
黒尾『今日どこ行きたいか決まった?』
『全然』
黒尾『じゃあ、俺の行きたいとこ行っていい?』
『いいけど、どこ?』
黒尾『それはあとのお楽しみ』
そういうと優しく笑った。学校に着いて午前中の授業を受け、昼休み、いつも通り空き教室で昼食をとる。
灰羽『Aさん、今日って暇ですか?』
『ごめん放課後大事な予定がある』
黒尾『大事、ねぇ』
クロの方を見るとニヤリと笑っていた。
灰羽『どんな用事なんですか?』
『え、、っと、、秘密、、』
クロとの関係は一応隠しているのでそう言っておく。研磨には多分バレてるけど。
灰羽『なんでですかー教えてくださいよー』
リエーフは俺の腕を持って体を揺すった。唐揚げが落ちそうになるのでやめて欲しい。
灰羽『じゃあ着いて行ってもいいですか?』
黒尾・平尾『ダメだ!/ダメ!』
俺たちが同時に答えると研磨以外がこっちを見た。
灰羽『まさか黒尾さんと遊ぶんですか?ずるいです!俺も連れてってくださいよ』
『今度ね、時間ある時』
灰羽『本当ですか?絶対ですよ!』
何とかその場を納め残りの弁当を食べた。研磨とクロと3人で教室へ向かっている時、
黒尾『研磨、悪ぃんだけど今日は先帰ってて貰ってもいいか?』
孤爪『うん』
研磨が教室にはいる際俺たちを見て少し笑った。
孤爪『良かったね』
そう言って教室へ入って行った。やっぱり研磨にはバレてしまう。俺の教室に着くと、
黒尾『じゃあ放課後迎えに来るから』
『いいよ、クロの方が下駄箱近いんだし』
黒尾『いや、絶対来るからちゃんと待ってろよ』
そう言って階段の方へ歩いて行った。
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黒尾ファン - 全部読みました(出てるやつは)とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます!頑張ります! (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです!こういう甘々系探してました!更新頑張って下さい!✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寝息 | 作成日時:2024年3月14日 10時