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赤レンガ倉庫の外はもう暗くなっており、街灯の光が辺りを照らしていた。
黒尾『もうこんな時間か』
『あっという間だったな』
黒尾『あー、朝練がなけりゃ、、』
『だね』
駅へ向かう間は、受験終わったらどこ行こうとか、春高のこととか、話が尽きなかった。
駅のホームには結構人がいて、電車が来たので乗り込んだが、座席は埋まっていたのでつり革に掴まって話していた。
翌朝
『おはよう』
黒尾『おはよ』
孤爪『おはよ〜』
体育館で準備をしているとみんなが集まってきた。
黒尾『昨日は楽しかったな』
『うん』
黒尾『また行こうな』
そう言って頭を少し雑に撫でられた。
(みんないるのに、、)
季節は巡って12月の中旬。
夜久『お前らクリスマスの予定は?』
山本『ないっす』
灰羽『俺もないです!』
ほとんどの人はないみたいだ。
『すみません、俺ら3人はもう集まる約束してて、、』
クリスマスは毎年恒例の3人で飯を食ったあとクロと2人でイルミネーションを見に行く予定だ。
灰羽『また黒尾さんたちとですか!?たまには俺とも遊んでくださいよ!』
リエーフは俺の肩を掴んでブンブン揺らしながら言った。
山本『それって俺達も行っちゃダメなのか?』
海『さすがに迷惑だろ』
海さんの言葉に山本と1年が肩を落とした。
『一応聞いてみようか?』
母さんに電話をかけ説明する。
母『いいわよー何人くらい?』
『10人以上いると思う』
母『わかったわ』
普通にOKが出てしまいそれを伝えるとみんな大喜びだった。
『あ、でも夜は予定あるから、、6時くらいまでだと助かります』
山本『彼女か!この裏切り者!』
そう言って山本が首に腕を回してきた。クロの方を見るとニヤニヤしながら俺を見ていた。
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黒尾ファン - 全部読みました(出てるやつは)とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます!頑張ります! (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです!こういう甘々系探してました!更新頑張って下さい!✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寝息 | 作成日時:2024年3月14日 10時