91 ページ41
佐藤『私は佐藤明美です、で、こっちが山田春奈で、こっちが鈴木真由です』
『2年の平尾Aです』
お互いに頭を下げると、リエーフが俺らのとこに来る。
灰羽『知り合いッスか？』
『まぁ、ちょっとね』
灰羽『なんすかそれ！俺にも教えてください〜』
そう言って腕を掴まれ揺らされる。
山田『もしかして、平尾さんと回るの？』
佐藤『え〜私たちと回ってくれないの？』
灰羽『だって、いっつも黒尾さんに取られて一緒にいれないんだもん！今日だって午後は黒尾さんと研磨さんに取られちゃうし』
他の女子たちからキツイ視線が刺さる。でもあの3人が、
山田『じゃあさ、私達も一緒にいい？』
鈴木『ほら、私たち平尾さんとも知り合いだし』
灰羽『まぁ、Aさんがいいなら』
3人がこっちを見たので「いいよ」と返し、5人で校舎へ向かった。
芝山『あ、Aさん！』
『あれ1人？』
芝山『友達が昼まで当番で』
『じゃあ一緒に回る？』
芝山を巻き込んで、女の子たちはリエーフに任せ、俺は芝山と話しながら校内を回った。１時間ほど回ってクロのクラスの喫茶店へ行こうという話になったのでやってきたのだが、結構混んでいた。入れたのは30分後、受付を済ませ席に案内される。
黒尾『ご注文は？』
声の方を向くと、ウェイターの制服を着たクロがいた。
『あ、、えっと、、俺はレモンティーで』
各々注文を済ませ、リエーフと芝山は夜久さんに挨拶してくるとキッチンスペースへ向かった。
黒尾『その子たちは？』
『えっと、リエーフの友達』
3人『どうも』
黒尾『ふーん、ゆっくりしていってね』
そう笑顔で言い、俺の耳元に顔を寄せ、
黒尾『あと20分で終わるから待ってて』
と言って、キッチンスペースへ向かった。
佐藤『あの、、前から気になってたんですけど、、、』
佐藤さんは周りを見渡すと手を口の横に置き、小声で、
佐藤『平尾さんとさっきの人って付き合ってますよね』
『え、、、』
鈴木『大丈夫です、私たちそういうの気にしないんで』
その言葉に他の２人もうんうんと頷いた。
『うん』
山田『やっぱり、良かったですね叶って』
『、、、うん』
恥ずかしくて俯きながら答えた。
鈴木『え、待って、先輩超可愛いんだけど』
佐藤『こりゃ好きになるわ』
その時リエーフと芝山が戻ってきた。
灰羽『なんの話しッスか？』
『なんでもない』
灰羽『え〜、教えてくださいよ！』
そう言って腕を掴まれ、揺さぶられた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒尾ファン - 全部読みました（出てるやつは）とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (
レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます！頑張ります！ (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです！こういう甘々系探してました！更新頑張って下さい！✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：寝息 | 作成日時：2024年3月14日 10時
