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俺が教室に入ると、クロがこっちを見て立ち上がる。2人分の荷物を持って俺の元まで来て、

黒尾『帰るぞ』

そう言って荷物を渡された。

黒尾『はぁ、、』

下駄箱へ向かう途中、クロが大きい溜息を吐いた。

『何?』

黒尾『いや、Aの良さは俺だけが知ってればいいのになって』

『何それ』

そう返すとクロはまた溜息を吐いた。

黒尾『Aがモテたら嫌だってこと』

『でも俺はクロが好きだから、他の人に何言われてもクロしか好きになんないよ』

黒尾『わかんねぇだろ、めっちゃ可愛くて、性格もいい子が来たら、、』

頭に来た。俺は今も昔もずっとクロが好きなのにそんなことを思われてたなんて。

『ちょっと来て』

クロの手を掴んで空き教室へ向かった。ドアを閉めてクロを壁へ追いやる。

黒尾『A?』

『座って』

クロを座らせて、俺もしゃがんでクロの首に手を回し抱きついた。

黒尾『え、、何!?』

体を離して、クロの唇にキスをする。唇が離れると目が合って、クロは顔を赤く染めていた。

黒尾『何!?急に!?』

『俺がこういうことしたいのは全部クロだよ!触れたいって思うのも、キスしたいって思うのも全部クロだけ!だから他の子のことなんて言わないで!』

そういうとクロの驚いていた顔がいつもの優しい顔に戻って俺の頬に手を当てた。

黒尾『ごめん、俺自信なかったんだ、Aにいつまでも好きでいて貰いたくて、、でも、もしかしたら、やっぱ女の子がいいってなるのかなって、、』

『じゃあクロはいつか可愛い子が告白してきたら、そのこと付き合うの?』

黒尾『そんなわけないだろ!』

少し怒ったように言ったクロ。俺は、

『良かった、俺もどんなに可愛い子に告白されたって、クロ以外好きになれないよ』

そう言ってクロに抱きついた。

黒尾『俺もだ』

クロの腕が背中に回って俺をぎゅっと抱き締めた。

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黒尾ファン - 全部読みました(出てるやつは)とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます!頑張ります! (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです!こういう甘々系探してました!更新頑張って下さい!✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寝息 | 作成日時:2024年3月14日 10時

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