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もうすぐ今日最後の競技部活対抗リレーが始まる。
黒尾『次こそかっこいいとこ見せないとな』
代表の7人が位置に着く。今回のメンバーはリエーフ、山本、犬岡、福永、夜久さん、海さん、そしてアンカーがクロだ。
灰羽『絶対優勝するんで見ててください！』
位置について合図とともに走り出した。福永までは3位でバトンを繋いで、海さんがクロに渡した時俺たちは2位で1位との差はほんの少しだった。最後アンカーは1週で残り半周となった時、クロが陸上部のやつを抜いた。そのまま僅差で２人がゴールし、優勝は俺たちバレー部だった。
体育祭は俺たち赤組が優勝し終わりを告げた。
教室に戻ろうとクロと研磨と福永の4人出歩いていると後ろから声をかけられた。
佐々木『平尾！』
振り向くと佐々木さんは息を切らしていた。
佐々木『今日、この後屋上で待ってるから来て！』
そういうと走って行ってしまった。
黒尾『ちょっと来て』
クロに腕を引かれそのまま校舎とは反対側の体育館裏まで連れていかれる。
黒尾『絶対行くなよ』
『でも、、』
黒尾『でもじゃない』
クロの表情は焦っているようで、怒っているようにも見えた。
『行くよ』
黒尾『はぁ？』
『行ってちゃんと断る』
クロは納得が言っていない様子で、
黒尾『でも、、』
『勇気を出して言ってくれたんだから、俺もちゃんと伝える』
黒尾『なんて？』
『大切な人がいるって』
そういうとクロはしばらく考えたのちに、すごく嫌そうな顔をしながら『わかった』と言った。
帰りのHR後、屋上へ向かうと階段のところで佐々木さんが待っていた。
佐々木『屋上、いっぱい人いて、、』
『そうなんだ』
しばらく沈黙が続いて、佐々木さんが口を開いた。
佐々木『その、もう気づいてるかもだけど、私、平尾のこと、、好き、、』
『、、、ごめん、俺付き合ってる人がいるから、、』
佐々木『え、、あ、、そう、、なんだ』
そう言うと佐々木さんは涙目になり、
佐々木『ごめんね、いきなりこんなこと言って』
『ううん、伝えてくれてありがとう』
佐々木『じゃあ、行くね』
そう言って階段を走って降りて行った。俺も少しして教室まで戻ると、人がいない教室でクロが俺の席に座っていた。
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黒尾ファン - 全部読みました（出てるやつは）とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (
レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます！頑張ります！ (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです！こういう甘々系探してました！更新頑張って下さい！✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寝息 | 作成日時：2024年3月14日 10時
