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合宿が終わり、バスに乗り込もうとすると後ろからでかい足音が聞こえてきた。
灰羽『Aさーん』
リエーフが手を振りながら走ってきていてその声に反応してか、さっきまで烏野の主将と話していたクロもこっちへ走ってきた。
灰羽『Aさん、一緒に座りましょう！』
黒尾『ダメだ、Aの隣は俺なんだよ』
灰羽『早い者勝ちじゃないですか！』
その様子を周りはまた始まったと笑いながら見ていた。恥ずかしいのでそんな２人を置いて、バスに乗り込み研磨の横が空いてたので、そこに座った。
孤爪『いいの？クロの横じゃなくて』
『うん、あ、来たみたい』
灰羽『あー！やっぱ先乗ってる！せっかくジャンケンに勝ったのに！』
結局クロとリエーフは俺たちの前に座ることになった。
バスが走り出すとスマホの通知音が鳴り、確認するとクロからメールが来ていた。「あーあ、イチャイチャしたかったのに」そんなことが書かれていて、クスッと笑ってしまう。続けて通知音が鳴り確認すると、「夜ちょっと時間ある？」と来ていたので「うん」と返した。その後は静かにバスに乗りながら本を読んでいた。
家に着いて、夕飯を食べて、お風呂から出るとスマホに着信が入っていた。かけ直すと２コール目でクロが出た。
『ごめん、風呂入ってた』
黒尾『そっか、今出てこれる？』
『髪乾かしてすぐ行く』
髪を乾かして、部屋着のまま外に出ると、門の横の塀のところにクロの後ろ姿が見えた。
『おまたせ』
黒尾『そんな待ってねぇよ』
そう言って俺の頭に手を乗せた。そのまま近くのコンビニでレモネードを買いいつもの河川敷まで来た。ベンチに座ってレモネードを1口飲んだ。
黒尾『ホント、レモン味好きだよな』
『うん』
黒尾『夏休みもあとちょっとか』
『あっという間だったね』
黒尾『もっといろんなところに行きたかったな』
『うん』
クロが麦茶を1口飲んでどこか遠くを見つめる。
黒尾『はぁ、、もう1年遅く生まれればな』
『また言ってる』
そう少し笑いながら言った。
黒尾『なぁ』
『ん？』
クロを見ると真剣な顔で俺の方を見ていた。
黒尾『Aは行く大学決まった？もし決まってないなら、俺と同じとこ目指してくれないか』
『え、、俺行けるかな、、』
黒尾『文学部なら入れるだろ』
クロの目指している大学は国立の難関大。もし目指すなら今から勉強を頑張らなくては行けない。
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黒尾ファン - 全部読みました（出てるやつは）とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (
レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます！頑張ります！ (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです！こういう甘々系探してました！更新頑張って下さい！✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寝息 | 作成日時：2024年3月14日 10時
