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翌朝目を覚ますと、目の前には枕。体を起こして見てみると、枕に頭を挟んで寝ているクロ。起こさないようにそっとベッドから出て1階へ向かう。時刻は朝5時半、とりあえず朝食を作ろうと昨日買った食材をテーブルに並べる。朝食が出来上がる頃、2階から降りてくる足音が聞こえてきた。

『おはよう、もうできるから先に顔洗ってきて』

鍋の火を止めて、お椀を用意しようとすると後ろから抱きしめられた。

黒尾『おはよう』

『、、、、うん』

そう返すと洗面所の方へ向かった。


朝食を食べたあと洗い物はクロがしてくれるらしいので、俺は帰る準備をした。と言っても勉強道具くらいなので、クロの部屋へ取りに行ってもう一度戻ってくる。

黒尾『あれ?もう帰んの?』

『うん、弁当作んなきゃ』

黒尾『そっか、、、じゃあまた後でな』

顔に出したり、そう振舞った訳では無いが、少しだけ、ほんの少しだけだがクロが寂しがっているように見えた。

『クロのも作る?』

黒尾『、、、待ってろ、うちにある食材と弁当箱持ってくから』

そう言って冷蔵庫を漁りだした。

『いいよ、食材沢山あったから、弁当箱だけ持ってきて』

クロがデカい弁当箱を持ってきたので2人で俺の家へ向かう。

『母さん達寝てるから静かにね』

そっと玄関の扉を開けてキッチンへ向かう。冷蔵庫から食材を出していると、

黒尾『あ、、』

『ん?』

クロが俺の首当たりを見て顔を赤くする。

黒尾『悪ぃ、、その、、首のところ』

『ん?』

黒尾『とりあえず洗面所で見てきて』

洗面所へ行き、首元を確認すると左右に数箇所、赤黒い内出血のようなあとができていた。所謂キスマークだ。Tシャツをめくると体のあちこちにあった。顔が熱くなってきて誰もいないのに急いで隠した。とりあえず、首元にあるやつは絆創膏を貼って隠し、他の場所はTシャツで隠れるので良しとした。キッチンへ戻るとクロが椅子に座っていて、俺の首元を見ると顔をほんのり赤くした。

黒尾『いやぁ、、まさかそんなにハッキリ付くなんてな、、』

『ハァ、、どうしよう、、』

とりあえずはこの跡が早く消えてくれることを願う。

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黒尾ファン - 全部読みました(出てるやつは)とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます!頑張ります! (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです!こういう甘々系探してました!更新頑張って下さい!✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寝息 | 作成日時:2024年3月14日 10時

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