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買い物を終え夕飯を作っているのだが、クロがさっきからチラチラこっちを見てくる。ずっとソワソワしていて落ち着きがない。
『いただきます』
黒尾『いただきます』
今日の夕飯は鱚と夏野菜の天ぷら。食べているあいだ会話はなく、チラッとクロを見ると目が合って、逸らす。
黒尾『ご馳走様、美味かった』
『良かった、、、』
洗い物をし、コンロに跳ねた油を拭き取る。
『じゃあ俺、自分ん家で風呂入ってくるから、、』
黒尾『別にこっちで入ればいいだろ』
『その、、着替え持ってきてないし、、、準備が、』
黒尾『わかった、俺も風呂入って待ってる』
話している間、恥ずかしくて顔が見れなかった。一旦家へ帰って服を用意しシャワーを浴びる。全身を洗った後、後ろの準備をした。
30分後
『お待たせ』
クロの部屋に戻ってくると、ベッドにクロが座っていて、顔がほんのり赤く染っていた。
黒尾『あぁ』
俺も少しスペースを開けて座らせてもらう。心臓の鼓動が早くなっていって、恥ずかしくてクロの顔が見れない。
黒尾『A』
『な、何』
黒尾『こっち見て』
頬に手を置かれ顔をクロの方へ向かされる。そっとキスをされ顔が離れると、クロの目に自分が映る。
黒尾『顔真っ赤、緊張してる?』
クロは俺の顔を見て笑いながら言った。
『そりゃ、俺はこういうことするの初めてだし、、、』
黒尾『俺もだよ』
『え?』
意外だった。クロはすごくモテるからもう経験済みだと思っていた。
黒尾『え、なんでそんな驚いてんの?』
『だって、今まで色んな子に告られてたし、クロ、モテるじゃん、、もう何人かとしてたのかなって、、それに、キスだってすごい慣れてる感じだったじゃん』
黒尾『そりゃ、ずっとAとするの想像してたから、ってか好きなやついんのに他の奴とするわけないだろ、、それに』
手を取られ、クロの胸に当てられる。手からドク、ドク、とクロの鼓動が伝わってくる。俺と同じくらい早く、そして激しかった。
黒尾『俺だってすっげぇ緊張してる』
『そっか、、俺だけじゃないんだ』
俺だけじゃないとわかると緊張がほぐれてきて、自然とクロの顔を見ることが出来た。
黒尾『もしイヤだと思ったら蹴飛ばしていいから』
そう言われ、顔が近づいてきた。
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過激な内容につきましては、もう1人の幼馴染※に記載いたします。続きは次ページに記載いたします。
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黒尾ファン - 全部読みました(出てるやつは)とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます!頑張ります! (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです!こういう甘々系探してました!更新頑張って下さい!✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寝息 | 作成日時:2024年3月14日 10時