もう1人の幼馴染

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DVDが再生されるとイケメンの男2人が映り、かなり濃厚なキスをし始めた。するとテレビ画面が消え、クロを見るとリモコンを手に持ち電源ボタンを押していた。

黒尾『悪ぃ、まさかBLだとは思わなくて』

『ううん』

少し気まずい空気が流れる。その間クロは黙ってDVDをお姉さんの部屋へ置きに行った。クロが戻ってきて横に座るがなんて言えばいいか分からない。

黒尾『そ、そうだ、夕飯の買い出し行くか！』

クロのおばあちゃんが5000円を置いて言ってくれたのでそのお金を持ってスーパーへ向かう。

道中さっきのDVDのことを思い出す。あの後彼らはきっとするのだろう。俺も正直してみたい。前までは後ろに入れる恐怖心があったが、正直今はクロとしてみたい気持ちの方が大きかった。

『ねぇ、クロ』

黒尾『ん？』

『クロは今も俺としたいって思ってくれてる？』

黒尾『、、、そりゃ、、俺も男だし、Aとしたいって思うけど、Aがいいって言うまで待つよ』

そう言って俺に微笑んでくれた。

『その、、、いいよ、、』

黒尾『え、、、』

『俺もクロとしたい、、』

クロが黙り込んでしまったので顔を見あげると、頬を赤くして唾を飲みこんだ。

黒尾『今更嘘でしたって言っても取り消せねぇぞ』

『うん』

黒尾『よし、じゃあ』

クロが家へ引き返そうとしたので急いで手を取る。

『待って』

黒尾『まさかやっぱり無理とか、、』

『違う、先買い出し』

黒尾『あ、あぁ』

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