もう1人の幼馴染

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長かった合宿も明日で最終日、今はみんなでトランプをしているのだが、、、

日向『ん〜、、あ！、、でも、、』

七並べを影山君、日向くん、西谷と一緒にやっており、俺がずっとスペードの５と１０を出さないせいで3人は苦しい思いをしていた。

西谷『誰だ！５持ってるやつ！パス！』

日向『パス！』

１０を出して手持ちは５だけになった。

影山『くっそ、、』

また１周してきて５を出して上がった。

日向『次は神経衰弱やりましょう！』

黒尾『やめといた方がいいんじゃないか』

ちょうどクロが部長会議から帰ってきて俺の横に座った。

木兎『俺も混ぜてー！』

西谷『やめた方がいいってなんでですか？』

黒尾『A、神経衰弱めっちゃ強いから』

赤葦『へぇ』

結局木兎さんと赤葦とクロも加わって７人でやることになった。ジャンケンをして赤葦が買ったのでそこから時計回り、俺は6番目でクロが最後。俺の順番が来るまでに10枚裏返され、そのうち揃っている数字があったのは3組。それを裏返していき6枚とった。7枚目もさっき裏返した中に同じものがあったのでそれと合わせて8枚とった。

赤葦『すごいね、全部覚えてたんだ』

『まぁ』

その後もゲームは続き結果は、俺が36枚、クロが8枚、赤葦が6枚、日向くんが2枚で残りの3人は0だった。

日向『もう１回！』

『あ、じゃあみんなでやっててよ、俺コンビニ行ってくる』

黒尾『じゃあ俺も』

夜道をクロと2人で歩く。

黒尾『明日で終わりか〜』

『うん』

こっちは東京に比べると涼しいので、夜風が吹くと涼しくて気持ちがいい。

黒尾『なぁ』

『ん？』

黒尾『明後日さ部活休みだろ』

『うん』

街頭に照らされてるクロの顔が少し赤い気がした。

黒尾『良かったら泊まり来る？』

『、、、え？』

黒尾『もちろんばーちゃんもいるから変なことはしない！』

『あ、、、うん、、』

正直少し期待した。俺だって男だからそういうことには興味がある。100%覚悟ができたかと言われれば嘘になるが、嫌な訳では無い。出来ればしてみたい。

『行く』

黒尾『ん』

クロが俺の頭に手を乗せて少し雑に撫でる。顔を見ると嬉しそうに微笑んでいた。

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