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合宿3日目の夜

今日も自主練に付き合ってやることが全部終わったのが9時半。勉強を終え食堂から戻っていると急に腕を引かれた。怖くなって相手の腕を咄嗟につかみ返して捻ると、

黒尾『痛てててて、待った、俺だよ!俺!』

腕を引いたのはクロだったので手を離した。

黒尾『ふぅーびっくりした』

『びっくりしたのはこっち、、で、何?』

黒尾『ちょっと歩かねぇ?』

靴に履き替えて校舎の外を2人で歩いているとベンチを見つけたのでそこに座った。

黒尾『寒くない?』

『うん、涼しくてちょうどいい』

黒尾『普通ここは、ちょっと寒いって言って俺が上着貸すとこだろ』

そうは言ったがクロは上着を持っていなかった。

『Tシャツに半ズボンじゃん』

黒尾『まぁそうなんだけどさ』

会話が無くなると虫の声が聞こえてくる。クロがため息を吐いて俺の肩に頭を乗せてきた。

黒尾『Aと俺が同じ学年だったらな』

『何、急に』

黒尾『そうしたらもう1年一緒にいられるだろ』

『、、、、うん』

急にそんなことを言うので少し寂しい気持ちになる。

黒尾『もっと早く付き合えてたらな』

今年はクロが受験生で来年は俺だ。部活に勉強、クロは頑張って時間を作ってくれてるけど、これからはそれもどんどん減るだろう。

『そうだね』

膝に置いた手にクロの手が重なって、指と指を絡めあって、ぎゅっと繋がれる。クロの頭が肩から離れて、お互いに見つめ合いキスをした。

黒尾『戻ろっか』

本当はもっと一緒にいたい。でも明日も早い時間に起きなければならないので小さく頷いた。

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黒尾ファン - 全部読みました(出てるやつは)とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます!頑張ります! (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです!こういう甘々系探してました!更新頑張って下さい!✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:寝息 | 作成日時:2024年3月14日 10時

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