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翌日
昼食の後、木陰で本を読んでるとバタバタと足音が聞こえてきた。
影山『Aさん!』
前回の合宿では苗字にさん付けで呼んでいた他校の後輩たちも、今回の合宿では何故かみんな名前にさん付けで呼んできた。
『ん?』
影山『Aさんのサーブって精度が凄いですよね、なんかコツとかってあるんですか?』
山口『俺も教えて欲しいです!』
『特別なことはしてないよ、ひたすら練習』
影山『見せてくれませんか?』
食べた後で動きたくない、それに貴重な休憩なのでゆっくりしていたい。
『食べたあとだし、ゆっくりしたいかな』
影山『そうっすか、、』
そう言うと影山君と山口君は横に座った。3人で話していると日向くんも走ってきて、楽しそうに話していた。
日向『そういえば、なんでAさんは選手じゃなくてマネージャーになったんですか?』
影山『それ俺も気になります』
2人の顔が近づいてきて少し引いてしまう。
山口『2人ともAさん引いてるから』
2人がすみませんと謝り、俺も大丈夫だよと返す。
『うーん、俺もともと高校はどこの部活にも入らないつもりだったんだよね』
日向『なんでですか!?』
また日向くんの顔が近づく。
『高校では趣味と勉強を優先したくて、、でも、、去年無理やりクロに入れられて、、』
山口『色々大変だったんですね』
『うん、慣れない頃は腰とかあちこち痛くなるし、結構キツかった。でも今はだいぶ慣れたから平気だけど』
灰羽side
昼休憩の時間芝山と体育館の方へ歩いているとAさんの声が聞こえてきたので声の方へ歩いていた。
『無理やりクロに入れられて、、』
山口『色々大変だったんですね』
『うん、慣れない頃は腰とかあちこち痛くなるし、結構キツかった。でも今はだいぶ慣れたから平気だけど』
一瞬訳が分からなくなったが大好きな先輩がそんなひどい仕打ちを受けたなんて許せなかった。俺は急いで黒尾さんを探しに走った。さっき俺たちが食事をした食堂の向かいのトイレから黒尾さんと烏野の主将と梟谷の主将の人ががでてきた。
灰羽『黒尾さん!見損ないました!』
黒尾『え、何!?』
灰羽『Aさんを、、Aさんを襲っただなんてサイテーです!』
黒尾さんは一瞬固まるとすぐに眉間を寄せ、
黒尾『、、、、はぁあああ!?』
と言った。
黒尾『んな事するわけねぇだろ!だいたい、俺が襲ってもボコボコにされて終わるわ!!』
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黒尾ファン - 全部読みました(出てるやつは)とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます!頑張ります! (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです!こういう甘々系探してました!更新頑張って下さい!✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寝息 | 作成日時:2024年3月14日 10時