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昼食を食べ終え皿を洗ってると、木兎さんがこちらへやってくる。
木兎『平尾!今日自主練来るだろ!』
『行きません』
赤葦『木兎さん、平尾今忙しいので、また今度誘いましょう』
出来れば誘って欲しくないんだけどな、と思う。洗い物が終わって、そのまま近くの椅子で休憩していると、
黒尾『お疲れだな』
クロが隣の椅子に座った。
『うん』
そう言って机に腕を置いてそれを枕にする。
『明日もあると思うと結構キツイ』
顔を黒の方へ向けると、頭をそっと撫でられる。
黒尾『あのさ、、』
『ん?』
黒尾『月曜部活ないだろ』
『うん』
クロは顔を背けて首の後ろをさすったりして落ち着きがなかった。
黒尾『帰り2人でどっか行かない?』
腕に乗っていた頭をゆっくり起こしクロを見る。
『それって』
黒尾『まぁ、デートっつーか』
『行く』
即答した。だってクロからのデートの誘いなんか嬉しいに決まっている。
黒尾『そうか』
クロは安心したように笑った。ご褒美があればやる気も出てくるわけで、
『よし、じゃあ、仕事終わらせてくる』
立ち上がって次の仕事に取り掛かった。あれからずーっと試合をして日も傾いてきた頃、体育館のドアが開きそこには金髪のお姉さんが立っていた。黒髪の男の子とオレンジ髪の男の子が体育館に入ってきて烏野のコートへ歩いていく。何故かうちのメンバー達が少し嬉しそうにしていた。少しして、夕食を作りに行く。5校もいるとすごい量でサラダのキャベツを切るのもかなりの重労働だ。
夜久『疲れた〜』
料理が出来上がる頃練習を終えた部員たちがやってきた。
木兎『カレーだ!』
今日の献立は豚肉のカレーとキャベツ、キュウリ、トマトのサラダの上にポテトサラダとゆで卵を乗せたボリュームたっぷりのサラダ。みんながよそっている間にまな板や包丁を洗っていると、影山くんが俺のところに来た。
影山『あの、温泉卵とかってありますか?』
『ちょっとまってて』
冷蔵庫を確認すると卵が1パック分余っていた。そっから1つ取り出して、耐熱の器に割って入れた。
影山『温泉卵ッスよ?』
『まぁ見てて』
水を入れて黄身を爪楊枝で刺してレンジで温めた。少しして取り出すといい感じに温泉卵ができていた。穴が空いたお玉で温泉卵だけ取り出してカレーの上に乗せてあげた。
『はい』
影山『アザッス!』
その後食べたいと言うやつが何人かいたので適当にジャンケンをさせめんどくさいので自分で作らせた。
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黒尾ファン - 全部読みました(出てるやつは)とてもいい作品でした。できれば女の子バージョンからもつっくってほしいです (3月26日 8時) (レス) @page16 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
なおき(プロフ) - 愛夢さん» ありがとうございます!頑張ります! (3月21日 13時) (レス) id: 6acd3e0e02 (このIDを非表示/違反報告)
愛夢(プロフ) - 萌えが止まらなくなるくらい好きです!こういう甘々系探してました!更新頑張って下さい!✨ (3月21日 1時) (レス) @page10 id: cea8a366e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寝息 | 作成日時:2024年3月14日 10時