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先生についていって体育館まできた
もちろん皆は先生たちの話を聞いていて
列の一番後ろに座った
ふと先生をみると
ほかの先生に何か言われて頭下げてる
でもそんなのしーらないっ
タイクツ
周りの子はヒソヒソ話してる
みんな暇なんだあ
朝、話しかけられた時ちゃんと答えなかったから
私は変な子だと思われてるみたいで
誰も話しかけてこない
リーダー格の子だったっぽくてね
こんなの慣れっこだし
友達はいらないの
みんなどうせ離れてっちゃうじゃん？
先生だってきっとそう
みんなチラチラ横を向きながら話してる
ああ、紫耀先生ね
目にかかるくらいのふわっとした茶髪に
きれいな目
シュッとした顔立ちで
『王子様みたい』
誰にも聞こえないほど小さな声でつぶやいた
確かにかっこいい
すごくかっこいい
でも、好きになんかならないよ
でもね
私は
みんなよりも先生のこと知ってるんだ
少しだけ、ほんのすこーしだけね
「Aちゃーん」
『廉くん！？』
耳元で小さな声で呼ばれて
ハッと顔を上げると
廉くんの顔がある
『廉くん、もっと前でしょ？』
「みんな動いてたからコッソリ動いた！」
よく見ると確かにチラホラ動いてる
私が入れる学校なんてそんなもんか････
「これ、後で見てな！」
そう言って自分の列に戻っていった
手のひらの中には小さな紙切れ
開いてみると割ときれいな字で
連絡先が書いてあった
携帯むかしもらったけど
会わなくなって解約されてて捨てたんだっけ？
携帯代も払ってくれて
最新機種買ってくれて結構お気に入りだったんだけどなあ
どうせ連絡する人もいないし
いらないんだよな
そんなこと考えているうちに
先生たちのお話は終わったみたいで
教室に帰って
やっぱり一人ぼっちで
この学校もつまんなくて
今日は初日だからお昼で帰れるってさっき知って
なぜか屋上に行きたくなって
屋上は好き
だーれもいなくて
空が近い気がして
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にゃんまる - 続き気になっています。更新頑張ってください！ (2019年7月7日 13時) (
レス) id: c76629709c (このIDを非表示/違反報告)
りい - お話の続きが気になります。更新楽しみにしています。 (2018年9月8日 19時) (レス) id: 4018dff5ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょみる | 作成日時：2018年6月8日 8時
