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朝起きると紫耀くんはもう合宿所に行ったらしく
置き手紙が置いてあった
" ちゃんとご飯食べるんやで？ 今日は夜には帰る "
なんか懐かしい
初めてここへ来た時もこんなことしてくれたっけ
いつかは、いつかはバレることは分かってたんだ
隠し通せるのも時間の問題だと
ちゃんと分かってた。
でも、心のどこかで
紫耀くんにならさらけ出しても大丈夫かなって
『紫耀くん……』
もうお昼だし、ご飯を作ろうかと悩んでキッチンへ
コンロの上に置いてある鍋をそっと覗くと
まだ少し湯気が残るおかゆが作ってあった
ふふ。 自然と笑みがこぼれる。
忙しいのにわざわざ作ってくれたんだ
『ありがと。いただきます』
紫耀くんが作ってくれたご飯は
今まで食べた何よりも温かくて美味しくて
紫耀くんと食べたかったなあって
食べ終わったあとはお風呂に入って
少しだけテレビを見て
ウトウトしてる間にまた寝てしまったようだ
紫耀くん
私が、紫耀の生徒じゃなかったら
こんなに助けてくれることもなかった？
大人だったら
こんなに長く一緒にいてくれなかった？
もしそうなら
私は17歳の今の私が
一番幸せだよ
いつまでたっても
紫耀くんが作ってくれたおかゆの味は忘れない
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にゃんまる - 続き気になっています。更新頑張ってください！ (2019年7月7日 13時) (
レス) id: c76629709c (このIDを非表示/違反報告)
りい - お話の続きが気になります。更新楽しみにしています。 (2018年9月8日 19時) (レス) id: 4018dff5ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょみる | 作成日時：2018年6月8日 8時
