２7 ページ28
「Aちゃーん、相談室通り過ぎてるで」
『あっ･････』
無我夢中で歩いてて気づかなかった
相談室はなぜか前より物がふえてて
資料がたくさん置いてある
「ここ、俺専用の部屋になってん」
『ふ･･･ふーん』
「なあ、さっきの何？」
『なにが？てか、呼び出したの先生じゃん！』
自分でも分かるほど、分かりやすく焦ってる
「ほんまにもう･････」
じわりじわりと壁に追いやられる
ドンッて壁に手をついて
反対の手で私の腰に手をまく
「さっきの何って聞いてんねん」
紫耀くん･････なんか怒ってる？
なんで？
「岸先生と知り合いなん？」
『誰か来たらまずいよっ････』
「鍵閉めたし、だーれもこんで
早く答えてや」
『知り合いじゃない･････』
「ちゃんとオレの目みて言って？」
『知り合いじゃ･････んっ･････』
ねえ、狡いよ
なんでこんな時に限って
そんなに優しくキスするの？
「最近のAは、泣き虫さんとワガママさんに取り憑かれてるな」
『どっちの私がいい？』
「んー？どっちも好き」
耳元でそうやって囁くのも狡い
「あ、もしかして
岸先生のことかっこいいて思った？」
なんでそうなるの！？
『思ってたらどうする？』
「嫌や、俺だけ見て？」
好きになるな とか言ったくせに
紫耀くん変なの
『最近の紫耀くん何か変』
「なーんも変やないよ？
ほんまにかっこいいと思った？」
子犬みたいな目で、弱々しく言うから
ペースが乱れる
『思ってないよ。そんなに顔ちゃんと見てない』
「俺だけ見とけばええねん
俺のこと好きになってもええよ？」
『この間はダメって言ってたじゃん』
「んー、気が変わった」
なんだそれ
『好きになんてならないよ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃんまる - 続き気になっています。更新頑張ってください！ (2019年7月7日 13時) (
レス) id: c76629709c (このIDを非表示/違反報告)
りい - お話の続きが気になります。更新楽しみにしています。 (2018年9月8日 19時) (レス) id: 4018dff5ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しょみる | 作成日時：2018年6月8日 8時
