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手の震えが止まらない
優太が肩にかけてくれたパーカーの匂いが
さっきのことは現実だよって
思い出しちゃうから
苦しい
「立てる？」
『ありが････とう』
優太は
どこまで知ってる？
私、遊び人なんかじゃないよ？
「送るから」
お互い、家に着くまで無言で
そこから学校に行けなかった
優太に会えないのが寂しくて
優太のこと好きになってたんだって
初めてだったのに
誰かを好きになるのも
キスされるのも
もちろんその先も･････
次の日、学校の先生たちが謝罪にきた
女子たちは全員退学処分で
警察に言うことも出来るって言われたけど
思い出したくないから断った
転入することが決まって
学校側は問題を公にしなかったかわりに
次の学校では2年生にあがれるようにしてくれて
学校に行かないまま
引越した
あっけなかったの
『パーカー、返せなかった』
風の噂で、優太が私のことを
汚い女だって
言ってたらしいと耳に入った
嘘か本当かなんてどうだっていい
汚いのは事実だから
会わないままで良かったとすら思えた
優太が撮ってくれた写真も全部捨てて
何もかもを捨ててこの街に1人で越してきて
私は変わった
お母さんにも汚い子って笑われて
お母さんの彼氏には
俺も相手しようか？なんて
本当にみんな狂ってる
誰にも会いたくないから
あえて遠い街を選んで
1人で住むためにお金を稼ぐために
夜の街に繰り出して
紫耀くんに出会って
久しぶりに優しくしてくれて
そのたびに思い出しちゃうから
優しくされるのは好きじゃない
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にゃんまる - 続き気になっています。更新頑張ってください！ (2019年7月7日 13時) (
レス) id: c76629709c (このIDを非表示/違反報告)
りい - お話の続きが気になります。更新楽しみにしています。 (2018年9月8日 19時) (レス) id: 4018dff5ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょみる | 作成日時：2018年6月8日 8時
