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『ん･････寝てた』
変な時間に寝たせいで頭がズキズキする
紫耀くんも横で寝ちゃってて
起こさないようにそっと起き上がる
紫耀くん、ごめんね
強がって考えないフリたくさんして
みんなに冷たくしてたけど
本当はね、一人ぼっちで寂しいんだ
紫耀くんが私を見てニヤって笑うときは
いつも一瞬悲しそうな顔してるから
もしかして紫耀くんも何か辛いことがあったんじゃないかって
紫耀くんに家出の理由を聞かれた時
いろんな感情を思い出しちゃったの
紫耀くんの横顔はとっても綺麗
「見すぎやで？」
そう言ってフハハって笑ってる
『あ････おはよ』
「おいで」
コクンと頷いてもう一度ベッドに寝そべる
紫耀くんの甘いバニラの匂いがいーっぱいに広がる
「ほんま、かわええ」
紫耀くんは温かい
「友達、すぐ出来て良かったな」
もしかして紫耀くんには私のことなんてお見通しだった？
『うん、永瀬くん優しい』
「今日はえらい素直やなあ」
そう言うと頭をポンポンってなでてくれるの
人に優しくされたのはいつぶりかな
紫耀くんには嘘ついてもバレそうだし
もう一度、少しだけ自分から歩み寄ってもいい？
強がりは
苦しいだけだから
私の中で ありす の名前が消えるように
また、佐藤Aとして
あの頃みたいに素直に生きていけるように
私も頑張るね？
だから紫耀くんも
それまで私を繋ぎとめててね
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にゃんまる - 続き気になっています。更新頑張ってください！ (2019年7月7日 13時) (
レス) id: c76629709c (このIDを非表示/違反報告)
りい - お話の続きが気になります。更新楽しみにしています。 (2018年9月8日 19時) (レス) id: 4018dff5ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょみる | 作成日時：2018年6月8日 8時
