【d!】転生者の灰色の騎士

． ページ17

ﾊﾟﾁｯ......


『..んｯ.........???』


どうやら私はあの後気を失ってしまったらしい


その証拠に自分の家の医務室が今の私の目の前の景色だ


なんで医務室が家にあるかって????


シュヴァリエ家は騎士としてやってきた名家、騎士は主を護るのが務め、怪我をする事は普通の人よりも多い。だからすぐに怪我の手当てが出来る場所が無くては困るのだ、医務室には実は攻略キャラもいるのだがそれは今度紹介しよう。


ｶﾞﾗｶﾞﾗ.........


「A様、起きられたのですね....!!!!!私、ヘレンが一応彼等の手当てを頼んだので、彼等の怪我は大丈夫でしょう。事情は貴方様の使用人から聞きました、彼等に問題はありますが、貴方様のことだから訴えたりはしないでしょ??このことは、使用人にも黙っておくように言っておきましたので」


『申し訳ありません、ヘレン様感謝します』


「いえ、全然大丈夫ですわ。もう少しあなたと喋りたいのですが、時間があまり無いのでまた今度に」


『はい、楽しみにしております』


ﾊﾞﾀﾝｯ...........


はぁ、ひとまず一件落着だな.......


ヘレンはなんやかんやいって私の考えを理解して行動してくれる、狂信者であることは変わりないが


それで、私の身体は動くのだろうか???


『よいしょっと......!!』


意外に立てるもんだな、普通に歩くことも出来るし思ったよりも軽傷だ。まぁ、重症でも別に魔法で治せるんだけどな、魔力消費がまだ小さい私には正直言ってキツい


魔力という物は、大抵大人に近付くにつれてどんどん多くなるものだ。偶に例外で小さい頃から持っているものが居る、...........呪い持ちだ。呪いというのは、恐ろしい力だから。みんな忌み嫌い、恐れてしまう。大人になった彼等はそれ以上の強大な力を貰える、まぁ呪いという代償の元にね.....???呪いに打ち勝った者も勿論貰えるがな


ｺﾝｺﾝｯ.......


「あの、ショッピとチーノです、開けてもよろしいでしょうか......??」


『......ええ、どうぞ』



さて、彼らも救済していきますか.......

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