守るから。【花のち晴れ】 (ページ7)

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やっぱりページ7

朝の一件から何事もなく時間はすぎ、もう帰りの時間だ。

晴に会ったらお礼を言うつもりだったが会わなかったので晴の家の前で待つことにした。

｢あ、晴！！｣

そのままお礼を言おうとしたが何故か顔を見たら恥ずかしさがこみ上げてきて、

｢え、A？｣

思わず抱きついてしまった。
とにかくかっこいいと思ったなんて顔見られたくなかったのだ。

昔から変わらない匂いに少し落ち着いてくる。

｢ど、どうしたんだよいきなり、｣

｢晴、いつから強くなったの？｣

｢へ？｣

｢朝の、かっこよかった｣

ヘタレ卒業したんだね、と笑いかければ
少し目を逸らしてから

当たり前だ、俺を誰だと思ってる

なんて、

｢ありがとう、勇気出してくれて｣

｢おう｣

｢まあ晴が助けてくれなかったら私が殴ってたけど｣

｢Aならやりかねないな｣

ああ、やっぱり

(元気でる)

こんなに一緒にいて楽しくて安心して元気でるなんて晴くらいなわけで

｢家寄ってくか？｣

｢あたりまえ｣

こんなに気を使わなくよくて、楽なのも晴だけだ。