twins

モニタリング2 ページ8

オバケが怖くないという平野にさっそく怪奇現象を仕掛ける。



黒板消しやメトロノームの音に驚くものの、何の音なのか気付いていない様子だが



「突然音鳴ると怖いね」



音にビクつき出した平野。



再び鳴った黒板消しの音や、ベートーベンの肖像画が剥がれ



「何か音が…べートーヴェン…っヴェ！？」



ついに椅子ごと転げ落ちてしまった。



「ねぇ、大丈夫！？(笑)」

「何ここやだ！俺もう嫌だ！」

「落ち着いて！(笑)」

「ちょ、待ってマジで、一旦電話して良い？」

「誰によ(笑)」

「落ち着きたいマジで」

「あはははは！」



どうやら平野自身は怖くなっているようなので、次の仕掛けへ。



廊下で撮影すると言って部屋から連れ出し、奥の部屋から物音を立ててみると



「うわぁっ！？！？」



しかし、この物音は平野にしか聞こえないという設定のため



「え？聞こえたの俺だけですか？」



恐怖が倍増する平野。



「うわぁ…ちょ、マジで電話したい」

スタッフ)誰にですか？

「電話出るかな…」

スタッフ)電話されます？

「いや、今何時だ？むしろ出なきゃおかしいよね」



恐怖のあまり、スタッフの言葉などまるで届いていない様子。



「ていうか、今スマホないわ」



結局、手元にスマホがないため電話することなく音楽室へ戻ってきた平野。



・・・



最後は、停電した部屋からスタッフが全員退室。



「あれ？スタッフさーん？」

「みんなどこ行っちゃったの？」



電気は点いたが、スタッフがいないことに気付いた2人は部屋を出て探しに行くことに。



辿り着いた理科室でモニタリングだとネタバラシをすると



「え？これですか？…うわぁ」

スタッフ)橋本さんも仕掛け人です

「え！？ソロプレイヤーかよ！」

「ふふ！」

「もう嫌だよ…早く帰ってAちゃんのご飯食べたい」

「トイレは？行かなくて良いの？」

「あ、そうだ。安心したらおしっこチビりそうです」

「あははは！」



これにてモニタリング終了。

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