Sho-Renの従妹 (ページ26)

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神宮寺との出会いページ26

神宮寺side

Aとの出会いは突然だった。

今年の5月？くらいのこと。

テレビの収録が終わって駅に向かう途中、角を曲がると俺は女の子とぶつかった。

「っすみません！」

A「ごめんなさい！！」

そう謝ってきた女の子は深々と頭を下げた。

それにつられて俺も頭を下げると地面にスマホが落ちていることに気づいた。

A「あの…怪我とか、無いですか？」

それ、俺が言うべき言葉！

先言われた！

大丈夫です、と言いながら俺は落ちているスマホを拾った。

「それよりこれ…」

拾ったスマホをみると画面が割れていた。

やっちまったわ、これ。

てか俺のこと気づいてなさそうで良かった…。

いや、でもちょっと気づいてほしい気持ちもあるけど…笑

A「あ、全然大丈夫です！電源付くんで！」

女の子は俺からスマホを受けとると電源をつけ、その画面を俺に見せてきた。

するとその瞬間、ピコリンという音とともに『紫耀』という人からのLINEの通知が。

『紫耀』なんて名前、そうそう無いと思うし見えてしまったメッセージに『A』と書いてあるから俺はこの一瞬で大体の予想がついた。

この女の子は紫耀と廉の従妹だと。

A「本当にすみませんでした…では…」