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「お前、バスケ好きなのか!?」



授業が終わってからの例のそわそわ男子の第一声がこれだった。



たぶん、私のカバンにバスケットボールのキーホルダーが付いていたからだろう。




『うん。小学校からバスケしてたんだ。』




「じゃ、放課後バスケ部見にこねぇ?」




あまりにも急で、ずっとそわそわしていた原因はそんなことかと肩透かしをくらって、変な人だなという印象だった。



これが私と筋肉バカのリーダーとの出会いだった。









彼の名前は絹張というらしくシルクと呼んでくれと言われた。



放課後、約束通り彼に体育館へ連れてきてもらった。



『おお。体育館やー・・』




シ「プッ!そりゃそーだろ!体育館に行くっつったんだから。・・・お前関西弁喋れんだな。」




心で喋ったつもりがバスケ好きの私は声に出てしまっていたらしい。



何故か、彼にウケてしまった。



『分かってたけど、感動したんだよ。バスケ大好きだから。それと、関西弁はもちろん喋れるよ。でも、できるだけ関西弁は控える。言葉キツく聞こえたら嫌だし。』





シ「そーか??全然良くないか?関西弁ってすげー親しみやすいイメージや〜。」



彼がヘッタクソなイントネーションの関西弁を話すものだから思わず吹き出してしまった。



『ふはっ!やっぱり関西弁下手くそやな。』



途端に真剣な顔してシルクは私を見た。



シ「お前さ、笑った方が良いよ。」



『え?』



シ「行こうぜ。」




その後何事もなかったかのようにニッと笑って先へ行ってしまった。





『そんな笑えてなかったかな・・・。』




呟いた言葉は誰にも聴こえてないだろう。




でも、まさか見抜かれていたとは。

3→←1(中学時代)



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作品ジャンル:恋愛
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hirakko(プロフ) - 美留玖さん» ありがとうございます。更新遅くなって申し訳ありません。更新頑張りのでよろしくお願いいたします! (2018年3月5日 12時) (レス) id: bf9153f77e (このIDを非表示/違反報告)
美留玖 - 続きが気になります!更新頑張って下さい! (2018年2月23日 22時) (レス) id: 2cb8ac12c6 (このIDを非表示/違反報告)
hirakko(プロフ) - まにょさん» コメントありがとうございます!なるべく早く更新できるようがんばります! (2018年1月26日 2時) (レス) id: bf9153f77e (このIDを非表示/違反報告)
まにょ - 続きが気になって仕方がありません!!頑張ってください!! (2018年1月25日 18時) (レス) id: 8ffd7450f6 (このIDを非表示/違反報告)
hirakko(プロフ) - maichiさん» コメントありがとうございます!できるだけ早く更新できるようにがんばります!よろしくお願いします! (2018年1月19日 8時) (レス) id: bf9153f77e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hirakko | 作成日時:2017年12月13日 23時

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