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マサイ Side
シルクたちとつるむようになってからよくこいつにいやがらせをされるようになった。
それは俺だけじゃなくて、ダーマもモトキもぺけたんのことも同じ目にあっているらしい。
シルク、ンダホ、ザカオはやられていない。俺らがやられてたら止めてくれる。
ふと、思った。
セヤナがこの状況を見たらどうするんだろうか。
それ以前にあいつはこんな目にあったりしないだろうか。
あいつはトラウマがある。
だから、助けないで欲しい。あいつがまたそのトラウマに引きずられるぐらいなら何もしなくて良い。
こんなものはずっと耐えていれば良い。
本気でそう思った。
仲間だから。
傷つけたくないから。
「最近はあの女も一緒らしいじゃねぇか。」
「瀬戸内 遥 だろ?」
「そーだ。お前ら瀬戸内を俺らに渡せ。」
ちょーどセヤナのことを考えていたら目の前のやつらもセヤナの話をし始めてた。
マ「絶対に無理。あいつは俺らの仲間だ。絶対に無理。」
馬鹿らしい。
ただでさえいろんなもの抱えてるやつをこんなやつに渡せる訳ないだろ。
向こうはまだ俺らに心を開いてないかもしれないけど俺らは仲間だと思ってる。
ダ「つーか、あいつもお前らなんか拒否するだろうけどな。」
いつもは言い返せない俺もダーマも今日だけは言い返した。
仲間は裏切らない。絶対に。
セヤナにもそう言ったから。
逆上して振り上げられた拳を見て、目を固くつぶった。
だけど痛みは来ず、凛とした声が聞こえた。
『待ちなよ。』
それは先ほどの話にでていたセヤナだった。
何でここにいるんだ。
何で助けてるんだ。
こんなことをしても大丈夫なのか?
俺もダーマもセヤナと対峙してるやつらも驚いているがそんなことは意に介した様子はなかった。
セヤナはただそいつの顔をみて、ハッとしたかと思えば怒りの表情に変わった。
こんなセヤナ見たことない。
『あぁ。そうか。てめぇか。ぺけたんを階段から突き落としたやつは。マサイとダーマを殴ったやつは。モトキにちょっかいかけてるやつは。てめぇか!!』
バキッ‼‼
そこからはその男たちに殴りかかるセヤナを止めるので必死だった。
喧嘩慣れしてるやつらも不意打ちには弱いらしい。尻餅をついたまま動かなかった。
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hirakko(プロフ) - 美留玖さん» ありがとうございます。更新遅くなって申し訳ありません。更新頑張りのでよろしくお願いいたします! (2018年3月5日 12時) (レス) id: bf9153f77e (このIDを非表示/違反報告)
美留玖 - 続きが気になります!更新頑張って下さい! (2018年2月23日 22時) (レス) id: 2cb8ac12c6 (このIDを非表示/違反報告)
hirakko(プロフ) - まにょさん» コメントありがとうございます!なるべく早く更新できるようがんばります! (2018年1月26日 2時) (レス) id: bf9153f77e (このIDを非表示/違反報告)
まにょ - 続きが気になって仕方がありません!!頑張ってください!! (2018年1月25日 18時) (レス) id: 8ffd7450f6 (このIDを非表示/違反報告)
hirakko(プロフ) - maichiさん» コメントありがとうございます!できるだけ早く更新できるようにがんばります!よろしくお願いします! (2018年1月19日 8時) (レス) id: bf9153f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hirakko | 作成日時:2017年12月13日 23時