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未だに慣れない、今の山本との近い距離感。
これもじきに慣れてしまうものなのかと考えると、少し複雑な気持ちにはなる。
頭をこちらの肩に擦り寄せてぼんやりとテレビを見ている山本を脇目に、俺は持ち帰った仕事に手をつけようとした…んだけど。
「…ねえ伊沢さん、寝ませんか?」
「山本は眠いの?寝てていいのに」
「やです、伊沢さんと寝たい」
「…なんで?」
「伊沢さんと、お話したいなって思って」…
「なんの、話をしますか?」
てっきり山本からなにか話があるのかと思っていたのに、山本は特に意味もなく俺を布団に誘ったらしい。もしかして、疲れている俺への配慮なのか?それとも、ただ構ってもらいだけなのか。
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作者名:達者 | 作成日時:2020年11月13日 20時