酔いどれ彼女 ページ5
カシュッ
ゴクゴク
「ぷはぁ〜〜〜!!」
「親父か」
「うっせ」
今日は会社にとっても大きな仕事を無事に完遂できたので、お祝いで1人宅飲みです。
肩の荷降りた〜
キヨ?
キヨは横で動画の編集をしてる最中。
「お前酒弱いんだからほどほどにしとけよ」
「いざとなったらキヨが介抱してよね。
まぁ明日は休みだし?ちょっと飲みすぎちゃうかも〜♪」
(一口で酔い始めてやがるコイツ…)
ーーーーーーー
カチカチッ
ポチッ
「ふぅ〜動画編集終了〜。投稿もしたしあやねの様子でも見るかな」
ガラッ
「お…」
「あ、キヨォ〜!」
そのまま俺の方に突進してきた。
そして、力一杯抱きつく。
が、所詮女だな。痛くもねぇわ。
「キヨ!好きだよー♡」
「俺も好き好き〜」
「感情がこもってないんですけどォ!?」
「酔っ払いの言葉なんかいちいち聞いてらんねーよ」
「酷〜」
………………ここで皆様にご報告があります。先ほど飛びついてきたコイツの胸が、俺に当たっています。
だいぶ、揺れていて、俺の、理性が、危ういです。
句点が、異常に、多く、なる、くらいには。
てか、見れば見るほどやっぱかわいー顔してんなって思うよ。
明日休みって言ったよな?
………………抱いてもいいかな。
いいかなぁ!?!?
「キヨォ?どうしたの〜。
顔赤いよー?」
そう言って俺の方を撫でてくるあやね。
「おまっ…///!やめろって…!!」
振り払おうとする俺。
だが、身長的に全く俺に届かないあやねはぴょんぴょん跳ね出した。
「おいって…!!暴れんな!///
(無駄にでかい乳が揺れるだろ////!?)」
「えへへ〜キヨキヨ〜」
そのまま押し問答になった。
が、飛び跳ねていたので2人はぶつかりよろめいて床に倒れてしまった。
至極当然のことといえよう。
(耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ俺の理性…!!)
倒れ込んだこと自体は然程問題ではなかった。
しかし、体勢が悪かった。
ちょうどあやねを組み敷いた感じになっちゃってるんだよねぇこれが!!!!!!
「キヨ」
「何」
「いいよ」
「…っ、何が?」
「んふ…最近シてなかったもんね?」
「………酔っ払いが、明日になって文句いうなよな」
「言わないよ〜」
「…言ったかんな」
ーーーーーーーーーーーー
「もぉーー!!キヨのバカ!!
今日は美容院にでも行こうかなと思ってたのに腰が痛くて歩けないじゃん!!!」
「文句言うなって言ったじゃん!」
「酔っ払いに通じるかボゲェ!」
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作者名:狐村アスカ | 作成日時:2019年5月22日 23時