【番外編】死んだと思ったら若返ってた上、３年後に来ちゃってた件について【名探偵コナン】

だってそれでも好きだった。 ページ1

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注:これは目覚めた直後の話です。


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それは、私が目覚めてすぐのこと。

部屋に戻ってきたシェリー‥‥哀に私は尋ねた。









『明美は？哀と一緒に組織を抜け出せたの？』









哀は、一瞬目を見開き、泣きそうに私を見た。

そして声を震わせながら、絞り出すように告げた。









「‥‥死んだわ。ジンに、始末されたの」









＿＿＿＿＿＿心臓が、止まるかと思った。

哀の、泣きそうな顔が。

新一の、苦しそうな顔が。









現実を、私に突きつけていて。









私は、哀を抱き寄せた。









『‥‥ごめん、哀』

「‥‥どうして、貴女が謝るの‥‥？」

『守れなくて、ごめんね』









あの子が大好きだった。

敵だと、わかっていても。

組織の人間でありながら、いつでもニコニコ笑っている彼女が、妹のように思えて仕方がなかった。

哀だって、もちろん私のとっては大事な存在で。







だからこそ、悔しかった。

守れなかったことが、たまらなく苦しかった。









『ごめんねっ‥‥！！』

「‥‥ありがとう」









泣き出す私に、哀は、どこか嬉しそうな声でそう言った。









「そう言ってくれて、嬉しいわ。

‥‥もう、お姉ちゃんの話をできる人なんて、誰もいないと思ってたから」









お姉ちゃんと私を、想っていてくれてありがとう。









私は、もう一度。

哀を強く抱きしめた。

可愛い私の愛し子たちは。→

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