死んだと思ったら若返ってた上、３年後に来ちゃってた件について。２【名探偵コナン】

７４ ページ29

.









数日後、私は車内にいた。

乗車しているのは、新一や蘭、毛利のおじさんと。









「元気にしとったかAちゃん！」

『うん‥‥平次お兄サンも元気そうですネ』









平次と、そのガールフレンドの和葉ちゃんもいた。

どうやらこの車は、昔、新一が事件を解いたことのある奥穂町の東奥穂村に向かっているらしい。

なんでも、新一の推理ミスがあったとか‥‥。






‥‥それより。









『大丈夫？コナン』

「う、うん‥‥ゲホッ」









新一が風邪を引いたのだ。

博士に貰ったという薬も全然効いてないみたいだし‥‥。









空を見上げると、どんよりと曇った空が。

これからの未来を、暗示しているような気がした。









.









.









『は、新一が記憶喪失！？』

「すまんな姉ちゃん！！だから来てくれや！！

姉ちゃんやったら、なんか分かるかもしれんやろ？」









とりあえず、事件について聞いてくるからという私以外の人たちの中、私は車で待機していた。

すると、そこにやって来たのが平次。

どうやら、新一は何者かに呼び出されたらしく、森に入ったまま行方不明だったらしい。







だが、ようやく見つけた新一は‥‥。









「なにも覚えとらんちゅうわけや！！」

『てか、なんで新一は元に戻ってるわけ！？』

「さっき、博士から連絡が来ての！！

風邪薬と間違うて解毒薬飲んでもうたみたいなんや！！」









旅館にたどり着くと、そこにはぼんやりと座り込んでいる新一がいた。

私は、こっちを向いた新一に、言う。









.









.









.









.









『あんた、誰』

７５→←７３

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す