不思議猫は気ままに謳う【名探偵コナン】

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「これで、全員の取り調べが終わったわけだが‥‥。

どうだったかね？毛利くん」

「まだなんとも‥‥証拠がなさ過ぎます！！」









二人が顔を突き合わせて話す中、コナンが隣のAに話しかける。









「おい、おめーはなんか気づいたか？」

『ふふ、名探偵。君が何も気づけていないのに私が分かるわけないだろう！？』

「‥‥そーか？」









二人揃って手詰まりか、と頭を抱えると、Aがつまらなさそうに告げた。









『まったく‥‥客人が来ているというのに、茶の一つも出ないのかね‥‥。

高価な紅茶でも味わいたい気分だよ！！』

「‥‥客人‥‥紅茶‥‥！？」









コナンがハッと顔を上げ、近くにいた高木に駆け寄る。









「高木刑事！！リビングに散乱してたものの写真てある！？」

「あ、あるけどどうしたんだい‥‥！？」

「見せて！！」









コナンは資料の写真をひったくると、当時の状態を見て、ほくそ笑んだ。









(やっぱり‥‥犯人はあの人だ！

そして、赤川さんと奥さんを殺したその動機は‥‥)









「警部殿！！犯人が分かりましたぞ！！」

「本当かね！？毛利くん！！」

「はい！今すぐ被疑者全員を赤川氏の自宅へ連れて行ってください！！」









みな、急いで赤川宅へと向かった。

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