これが夢なら覚めてくれ【名探偵コナン】

覚めてくれ ０７ ページ8

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フードを深くかぶりなおしながら、案内された席でメニューを開く。

‥‥サンドヴィッチ食べてぇ。

いや、でもここを早く離れなければ。







私は、注文を取りに来た梓さんに意を決して申し出た。









『サンドヴィッチとオレンジジュースください』←

「かしこまりました〜」









‥‥誰かこの欲望に忠実な私を殴ってェ‥‥。









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だがしかし、サンドヴィッチに罪はない。

ありがたくいただくとしよう。









(‥‥うまい。マジうまい。

でもこれ食べたら逃げよ。下手すると死神が来、)









「安室さんこんにちは〜！」

『(ガァッデム！！)』ゴスンッ！！









聞こえてきた子供らしい声に、私は全世界の神へ呪いを込めて机に頭突きを食らわした。

ごめんね、机。お前に罪はないのにね。←





‥‥あ、やべ。しかも今ので安室さんと死神がこっち見てんぞ。

絶対怪しまれてる。早く帰らないt「ねぇ、君！」









「頭大丈夫？ちょっと見せて？」









‥‥わぁお。死神ことコナンくんが人懐っこい笑顔で私のフードを引き剥がしにかかってるよ。

ねぇ、目が笑ってないよ。

頼むからやめて。顔覚えられたくないからやめて。




そんな願いもむなしく、今度はそれに安室さんまで加わり、あっけなく私のフードは役目を終えた。









『だ、大丈夫‥‥だよ？だから、あんまり見ないで‥‥』

「‥‥だ」









安室さんが何か呟いた。

パッと顔を見ると、何故か真顔で。

そして、確かめるように私の手を取ると、再び今度ははっきりと呟いた。









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「天使は存在した」

『お巡りさんこっちです』←






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あ、これが警察か。

こっちの警察終わってんじゃねぇかオイ。

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