53話 ページ4
レイリーの意外な行動にAは驚いた
貴「あの…レイリーさんも打たれるんですか？」
レ「君1人では流石に可哀想だからね」
てっきり私1人で打たれて耐えるのをみて終始微笑んでいるのかと思ったが、レイリーは当たり前のように一緒に入る気だった
妙なところで思いやりのある人なんだよな
ついつい感心してしまうと、レイリーはそっとAの服の裾を掴んだ
レ「さぁ、君も脱ぐといい」
セクハラオヤジめ、それが目的か
貴「服のままで結構です」
レ「恥ずかしがらなくていいさ、君の体はもう見慣れたよ」
レイリーのその言葉に、Aは心臓を鷲掴みされるような気分になった
貴「何言ってるんですか！てか何で見慣れてるんですか！？」
レ「川で水浴びしてるの見てたからね…私を警戒しながら頑張ってたみたいだったが、ここで見ないのは男の恥だと思ってね」
貴「何が恥ですか！私の羞恥心も重視してくださいよ！」
グイグイと押し上げてくるレイリーの手を必死に抑えるが、到底力勝負では相手にならない
見られた事も恥だが、だからと言って堂々の服を脱ぐのも絶対に許せない
Aはレイリーに一つ提案した
貴「せめて貴方も目隠しをお願いします」
レ「これで問題ないかい？」
レイリーの目元へ手を当てると、しっかりの布が巻かれてある
貴「はい、これならいいです」
流石に男性の前で堂々と肌を見せるわけにはいかない
Aは上を脱ぎ、レイリーの衣服の隣へ畳んでおく
流石に目隠しをしていても全裸だけは避けたい為、ズボンは出来る限りたくしあげ、上は下着のみになった
川へ入っていたレイリーの方へ進むと、滝の音は更に強くなる
レ「5分と言ったところだな、打たれている間は私と会話をしてみよう」
貴「会話ですか？」
予想外な訓練法に気が抜けたが、Aは直ぐにその意味が理解できた
レイリーに手を引かれるまま滝の中へ背を預けると、まるで電気のような痛みがAの背中へ連続して流れた
貴「ぎゃああああっっ」
あまりの痛みに体が下へと押し込まれるが、横にいるレイリーに引き起こされる
貴「いだだだっ、痛い、痛いです！いだぁぁぁ！！」
レ「ところで今日釣れた魚なんだがね！」
滝の中でも聞こえるよう大声で語りかけられるが
そんな声は一切Aには入ってこなかった
貴「ぎゃぁああぁっ！！」
レ「大きいのが釣れたからこの後食べようか！」
貴「ムリムリムリ！痛い！ムリぃ！！」
レ「いらないのかい？？」
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アンコ(プロフ) - おもろすぎるだろ (5月1日 0時) (
レス) @page12 id: c83f1d8e6a (このIDを非表示/違反報告)
るるぶ - もぅ更新しない感じですか？いつでもいいので更新楽しみにしています！続きがすごく気になります (3月26日 20時) (レス) @page12 id: 93f171a8d6 (このIDを非表示/違反報告)
リンリ - めちゃくちゃ面白いです😆レイリーさんカッコいいです！ 更新楽しみにしてます🎵 (10月22日 9時) (レス) @page12 id: 97f09e59d6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - いつでもいいので更新待ってます！この作品が好きです！ (2023年3月31日 1時) (レス) id: cae0d8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
みんちょこ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新頑張ってください！！！ (2022年12月24日 8時) (レス) @page12 id: 287db42d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きぐっち | 作成日時：2022年6月22日 14時
