初日はやっぱり気張って行こう。 ページ3
銀時「うっしゃ〜!まあ、でも頑張らなくて良いぞぉ。依頼だってそう来ねえしな…来てたら、万年金欠なんてやってねえし…。んじゃまぁ、そういうこって、依頼が来たらここ来てA借りてくからな。じゃあな。」
そう言って万事屋3人で帰って行った。
近藤「よし!んじゃあ、Aにはさっそく仕事をしてもらうぞ!あ、でもそういえば、あの一件で結局中案内できてなかったな。Aの部屋も、用意してあるから、ちょっと荷物の整理でもしてこい。おい総悟。連れてってやれ。」
総悟「分かりやした。行くぜィ、A。」
そして、例のごとく手を繋がれて連れていかれた。
部屋は結構広く、自分とは割に合わないと思ってしまう程であった。中央に丸テーブルがあり、上にAの荷物が置いてあった。まぁ、荷物とは言っても、風呂敷1枚で包むことのできる程度だが。着物も初めに着ていたものしかなかった。
Aは、自分の荷物の中身を確認する。初めに入っていたのと同じ形で入っており、開けられた形跡もなかった。
じゃあ、コレの存在も知られてないか。
Aは安心していた。
A「荷物は整理するほどの量もないので、さっそく仕事したいと思います。」
総悟に伝える。
総悟「そうかィ。たしかまずは部屋の掃除とか近藤さん言ってたな…。
じゃァ、まず俺の部屋、掃除してくれよ。」
A「え……総悟さんの部屋ですか?」
総悟「あァ、俺の部屋。いいだろィ?」
いやいやいやいや、もうヤな予感しかしないから。
その怪しい笑い方の時点でアウトだから。
よし、頑張って断ろう!勇気を出すんだ、私。
A「わかりました。初仕事頑張ります。」
うわぁぁぁぁ…口、大分動くようにはなったけど、全然脳みそと連動してないよ…。しょうがない、やるか…。
総悟「おー、頼みまさァ。ンじゃァ、右の部屋だからよろしくなァ。」
A「はーい、わかりましたー。右ですね〜……ん?右ぃ?!!?!」
そう、総悟の部屋はAの部屋のすぐ右隣だったのだ。配置したの誰だ。出てこい。
総悟「近藤さんに頼んだら普通にOKしてくれやしたよ。やっぱ世話係は近くにいねェといけねェもんなァ。」
総悟さん自身かーい!近藤さんもわざわざ隣にしてくれって頼むの絶対怪しいって分かるでしょ!
総悟「ちなみに気に食わねえが、左は土方だからヨロシクなァ。土方の部屋はメチャクチャに汚くしていいからな。」
ウソでしょ…
Aはその場に崩れ落ちた。
心の中では言いたい放題だがたまに口に出る時があるので気をつけよう。→←何事も確認が大事。
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作者名:*kuro* | 作成日時:2019年6月9日 23時