祝い酒 ページ6
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「「「カンパーイ！！！！」」」
2人がstraykidsへ出かけた後、1人でニマニマと余韻に浸っていたら、すぐにジソンから電話がかかってきて、断る暇もなく呼び出しをくらった。
どうやら、今回の飲み会は、私が未成年なのは不問らしい。
全く……本当にこの人達、電話になると特に私の話聞かないんだよな…。
HN「よかったああ、Aと一生の別れにならなくて、よかったああ、」
FL「良かったね^^」
IN「1年はAに手を出すなよ！！！キスも！！手を繋ぐのも！！」
FL「うんうん、肝に銘じるよ^^」
すっかり私の幼なじみ2人の扱いに慣れてしまっているフィリックス。えぐえぐと泣くジソンを左手で擦りながら、顔を赤くしているジョンインには右手で水を差し出している。
……この人、やるな。
そんなことを考えていると、目の前に座っていた私とパチリと目が合う。
『…？』
逸らされない視線に、恥ずかしくなって首を傾げてみると、両隣の世話で忙しそうだった手を、グラスを持っていた私の手に重ねた。
『えっ』
FL「…A、そろそろ水飲んで？」
フィリックスはニコリと小さい顔で笑う。…そんな飲んでないんだけどな？
FL「お互いシラフの状態で、伝えたいことがあるんだ。」
『え゛っ』
CB「おーいイチャつくなよぉ！！」
私の横から飛んできた野次に、えへへ、と愛嬌で躱す彼は、かなりのやり手だ。チャンビンさんもすっかり黙ってしまった。
SM「2人との問題が終わったから、今度はフィリックスとの恋愛問題だもんね。Aちゃんは。」
忙しい忙しい、とスンミンさんは、元々温かみのある柔らかい目元を、更に緩める。
分かってはいたけれど、やっぱり告白というものは慣れない。
HN「そうだぞフィリックス！！告白ってのはなぁ、勢いに任せていくもんじゃなくて…」
LK「わかった。わかったから。」
長くなりそうなジソンの話を、リノさんが一蹴すると、フィリックスが席を立った。
FL「待ちきれないや。ちょっと2人で外出よう。」
そう言って、私の横まで来て、手を掴む。
HN「おい？！俺の話聞いてた？！」
IN「連れてかないでよ！！！」
結局やいやい煩い2人の声を、右から左に流して、私と彼はstraykidsの玄関を開ける。そういえば、フィリックスと初めて出会った時も、この場所だったな。
FL「……ちょっと、夜風で酔い覚まそうか」
夜風がフィリックスの柔らかい髪をさらりと撫でた。
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にこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです🎶 (2023年4月16日 3時) (
レス) @page27 id: d0206497b3 (このIDを非表示/違反報告)
にわとりのたまご。(プロフ) - 完結おめでとうございます！すっごい面白くてずっと読んでました。執筆お疲れ様でした。 (2023年4月11日 20時) (レス) @page27 id: 59ab679e40 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 完結おめでとうございます。そこにおちる、はそういう結末を示唆していたんですね。全員が楽しそうに過ごせているみたいで心から安心しました。執筆ありがとうございました！ (2023年4月11日 18時) (レス) @page27 id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - ジェヒョク…なんでやつだよ…、ピリちゃんと幸せになりますように… (2023年2月23日 11時) (レス) @page18 id: 65273ce06c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みやび | 作成日時：2023年2月1日 23時
