可愛い後輩 ページ10
京都駅に着き、迎えに来た補助監督の車に乗って高専へと戻る
高専の門をくぐれば、可愛い後輩の声が聞こえてきた
「Aさんお帰り！任務お疲れさま！」
寂しかった〜
と、私の腕に抱きついて離れないこの子は真依。
呪術界の御三家の1つ・禪院家の子で、
東京校に双子の姉の真希ちゃんがいる
『ただいま真依。お土産買って来たよ』
「本当⁉」
嬉しそうに飛び跳ねる姿はとても可愛らしい
妹だからか甘え上手で、弟がいた私はついつい甘やかしたくなる
けど3年の中で私だけさん付けな理由は未だに謎
「あ、A先輩お帰りなさい！」
「今戻って来たのカ？」
『ただいま霞、メカ丸。うん、今さっき着いたばっか』
「そうカ。なら今日は、ゆっくり休めばどうダ」
『そうしよっかな。ありがとね、メカ丸』
こっちは霞とメカ丸。
貧乏な環境で育った霞は、弟の為にといつも頑張ってる
お互い姉という立場だからよく話をするけど、私からしたら霞も妹同然
褒めたり、頭を撫でたりすると、慣れてないからかすぐに照れる
メカ丸は、見ての通りロボット。
と言っても、操作してる本人は別の所にいるのだけれど
なんでも、今はその場から動けない状況にあるそうで、
いつか会いに行きたいなーと思ったりもする
任務の報告書を提出しに行く前に共同スペースにお土産を置こうと思い、
立ち寄ってみると、お茶の良い香りがした
「あぁAさん、お帰りなさい。
丁度お茶を淹れたんですけど、飲みます？」
『ただいま新。じゃあお願いしていい？』
私の返事を聞くと、黙々と準備してくれる彼は新。
とても賢くて、素直な良い子
彼は私達の中で唯一の1年であり、方言を話す人でもある
どうぞ、と言って差し出されたお茶を受け取り、一口飲んでみる
『あ、これ美味しい』
今度個人的に買ってみよっかな、とちょっと思った
「それ、先生が買うてきたやつなんですよ。きっとみんな気にいるやろうからって」
『歌姫さんが？』
ちょっと意外かも
その後も、今回の任務はどんな内容だったとか、
私がいない間のみんなはどんな様子だったとか
そんな他愛もない話をし続ける
こんな可愛い後輩達も呪術師として戦うから、
常に死と隣り合わせなんだなと考えると、少し胸が痛い
だからこうやって、少しでも多く楽しい時間を共有していきたいな
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みけねこ亭(プロフ) - ずっと欲しかった花御の夢が遂に……ッ！続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年8月18日 2時) (
レス) id: 45bdd94638 (このIDを非表示/違反報告)
秘穏(プロフ) - ありがとうございます！ストーリーは何度か起きる出来事を考え直したりしているので、そう言っていただけて嬉しいです！これからも更新頑張ります！ (2021年3月8日 1時) (レス) id: 3556fea593 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - こういう展開大好きです！これからも頑張ってください！ (2021年3月7日 17時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
秘穏(プロフ) - 奏さん» ありがとうございます！花御の小説がなかったので、何なら自分で作っちゃえと勢いのままに作ったのでグダグダかもしれませんが...。続き、なるべく早く更新できるよう頑張ります！ (2021年3月1日 13時) (レス) id: d65c23cc09 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - ウオォ、、、花御の小説やっと見つけたぞ、、、、つ、続きを下さい！楽しみにしています！！！！ (2021年2月28日 14時) (レス) id: 7e5fcd0560 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秘穏 | 作成日時：2021年1月26日 2時
