あなたの名前は、 【呪術廻戦】

まったく ページ11

京都に帰って来てから早数日

楽巌寺学長が夜蛾学長と話をしに東京へ出向くから、何人か生徒が着いていくらしい

いるのは、霞と葵、真依、それから私

霞は学長のお付きかな。いつもそうだし

葵は高田ちゃんの個握に行けるって喜んでたから、多分それ

真依は多分...東京校へ嫌がらせしに、かな。ついでに葵も

私は2人がやり過ぎないように、お目付役として着いて行く事に


まったく、世話が焼けるよ






『なんかテレビで見る東京と全然違うね』

「ここは郊外らしいからな、仕方ねえ」

「儂と三輪はしばらく席を外す。そっちの用が済んだなら、先に帰って構わん」

『分かりました』

2人とも、行くよ

と言おうとしたが、後ろを振り向くと誰もいなかった


『な、何処行ったのあの2人！！』

来た道を戻りながら、探していくしかないか




しばらく辺りを探していると、建物の方から強い衝撃音がした


絶対葵がなんかやらかしてる


急いで音のした方向へ走ると、やっぱり葵がいた

それと、ツンツンした黒髪の男の子


これ以上破壊されるのは勘弁してほしい


葵に術式を使おうとしたら、突然彼の動きが止まった

よく見ると、2人(正しくは1人と1匹)間に入っているのが見えた

動きを止められた葵は、そのままパンダに殴られる

『葵、そろそろやめときな』

また大暴れし出す前に、葵を浮かせ、私の所へ引き寄せる


「んだよ四月朔日、これからがって時に」

『高田ちゃんの個握に遅れてもいいの？』

「お、もうそんな時間か。ならこれくらいにしとかねえとな」


引き返そうとすると、上から3人が降りてくる


「やっぱ四月朔日だったか。久しぶりだな〜」

『久しぶり、パンダ。葵が迷惑かけてごめん』

「あの、この人は一体？」

私を見て不思議そうにしてるウニ頭くん

まあ知らなくて当然か


『四月朔日A。京都校の3年だよ』

「伏黒恵、こっちの1年です」

『よろしくね、恵くん』

ペコッと軽く会釈する恵くんは頭から血が出てて、

うちのがホントごめんと心の中で謝罪する


「四月朔日、頭上気を付けろよー」

パンダにそう言われて上を見ると、建物の木片が落ちて来ていた

「先輩！！危なっ、」

『大丈夫だよ、恵くん』

見てて。




木片に向けて手をかざし、呪力を流す


【遠隔操術 漂(ひょう)】


さっき葵を浮かせたように木片を空中に浮かべ、少し離れた所へ降ろす



「...アンタ、何級なんですか」




隠す必要もないか









『1級だよ 』

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