浅野君の親戚がE組に来ました【浅野学秀】

9　学秀の親戚　日野谷です ページ10

A「ぜぇ・・・はぁ・・・」


当たらない。


同じ人間なのにここまで差があるなんて・・・。




今は体育の授業中。


まずは実力をはかる・・・ということなのだが。


その内容が、烏間先生にナイフを当てること。




・・・全っ然当たらない!!


烏間「・・・ふむ。どうやったら当てられるか、ちゃんと考えながらやってはいるな。
不規則的に動き、動きを読みにくくし死角を狙う。考えは悪くない。だが、その考えに体が追い付かない、と言ったところだな。」



げ、避けながら分析してるぅ・・・。



いつも皆こんな事してんの!?

ウォーミングアップからかなりキツかったんですけど!?




・・・私の運動不足もあるけど。


A「っ、うわぁ!!?」


体力が尽き、倒れる。

いったぁ・・・。



烏間「最初でここまで出来れば上出来だろう。大丈夫か?」



・・・何舐めた事言ってんの?

最初でここまで出来れば上出来??

ふざけんな。


私は、









私は浅野学秀の親戚だよ?









烏間先生から出された手に、私の左手を乗せる。

A「・・・ありがとうございます。」



立ち上がる時に、右手に持ったナイフを自分の体で隠す。

烏間先生は、ナイフに恐らく気付いていない。

あんまり人を疑ったりしなさそうだしな。


ある程度体が上がり、私の烏間先生にかけている力が抜けたこの時。



私は、ナイフを持った右手を烏間先生に向けて振った。





ぐにょん





ナイフが曲がった。


当たった。



烏間「っ!!」


A「何驚いてるんですか?まだ、終了とは言ってなかったですよね?」



こんな風に言ってみるけど、あんなにやっても当たらなかった烏間先生を当てられたんだ。


超嬉しいぃぃぃ!!!!



烏間「ああ。そうだな。やられた。だが、一度使った手は俺にはもう効かないからな?
明日からの課題は騙し討ち以外でも当てられるようにすることだな。」


A「はい!」



ナイフ当てられたのは嬉しかったけど・・・

ああ、明日からキツそうだな・・・。





業「・・・へぇ。」




＊＊＊

お知らせです。

えー、一緒に合作していたソウルビート様ですが、
これからしばらくの間、更新できない状態になってしまいました。
そのため、ソウルビート様が戻ってくるまで、mocoと私の二人で更新をしていきます。

以上、お知らせでした。

次はmoco!よろしく!

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