浅野君の親戚がE組に来ました【浅野学秀】

17　"今"　日野谷です ページ18

A「ねぇねぇ学秀、今何て言ったの?ねぇねぇねぇ!!!」


私は学秀の顔を覗きこむようにして、このようにしつこくきいた。


これ絶対ウザイよねw



がしっ



え?

頭掴まれた!?



A「おぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


学秀「うるさい。そんなに強く掴んでないだろう。それとも何だ?もっと強く掴んで欲しいから奇声をあげているのか?」



ギリギリギリギリ



あ、頭がぁぁぁぁぁぁ!!?



A「わわわかりましたごめんなさいもううるさくしませんんん!!」


そう言うと、学秀は手をぱっと放した。

いてぇじゃねぇかこの野郎。



学秀「相変わらずうるさい奴だな。Aは。」


学秀はそう言いながらバッグからコーヒーを取りだし、それを飲む。


A「・・・何で『男は?』とかきいたの?」


学秀「ぶふっ!!!ごほっごほっ、お前、きこえてたんじゃないか!!」


が、学秀がコーヒー吹いたっ!!

ハンカチで顔や手を拭きながら、こっちを睨む学秀。


A「きゃー、怖いよー。この人、こっち睨んでくるよー。誰か助けてー。」


学秀「もしもし、ここに頭の狂った女の子がいるんですけど、救急sy「誰が狂った女の子だ!女の子とか照れるだろうが!!」すみません、どうやら人間じゃなかったみたいです。警察n「冗談冗談マジで警察に電話かけようとすんのやめて。」全く、何なんだ。」



呆れたような顔で私を見る学秀。


・・・私はどんな顔をしているのだろうか。



A「だって、何で学秀がそんなの気にするのかなって・・・。」



すると学秀はフッと笑い私の頭に優しく手を乗せ、こう続けた。


学秀「Aが今気にする必要はない。まぁ、いずれ教えてやろう。Aが僕にテストで勝った時にでも。」


A「え、何それずるい。」



"今"気にする必要はない。か・・・。

私はこの言葉を信じて、学秀がそれを教えてくれる日を待つことにした。




〜その頃のカルマ達〜

カルマ「ぶふっ!浅野がコーヒー吹いたww」

前原「なんだよ、こいつら付き合ってたのか?」

磯貝「確かに、浅野がE組と仲良くするなんてな・・・。浅賀のE組にきた理由と何か関係しているのかも。」

カエデ「きゃー!!Aちゃんの顔ちょっと赤くない!?」

渚「茅野、落ち着いて、バレちゃうよ!」

千葉「浅賀はともかく、浅野ってあんな事言うんだな・・・。」

速水「意外ね。」



影からこっそり見てました。





＊＊＊

mocoよ、こんなんでいいかい!?

次はmocoです!!

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