アリガトウとサヨナラ

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桜木先生の住んでる綺麗なマンション
私の住んでるアパートとは大違い



インターフォン鳴らしたら
桜木先生のウキウキした声聞こえて
そんなに鍋が好きなのかなあって少し面白かった




｢そういや、桜木先生、パーティって

言ってたけど私たちの他に誰かいるのかな？｣


｢どうだろうね、｣




ガチャってドア開いて



｢いらっしゃい、Aちゃん、藤ヶ谷くん！｣


｢こんばんは、おじゃまします！｣


｢そこのドア開けたらリビングだからね！

そこにいて！私ちょっと彼氏迎えに行ってくるね！｣



｢あ、はい。｣







言われた通りにリビングで待機

桜木先生らしいシンプルな部屋





｢桜木先生って彼氏いるんだね｣


｢まぁいるだろうね｣






そんな他愛のない話をしてたら
案外すぐ戻ってきた 桜木先生とその彼氏




｢どんな人なんだろうね｣



たいちゃんとソワソワしながら
リビングのドアが開くのを待つ





｢ごめんね〜お待たせしちゃって！｣



｢…｣



｢…嘘｣









桜木先生の彼氏………








｢私の彼氏の北山くん｣


｢……どーも。｣









｢初めまして、藤ヶ谷です｣



｢……｣





自己紹介もできない、息が詰まる
このまま逃げ出したい
桜木先生の彼氏になった 宏光になんて
会いたくない

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