アリガトウとサヨナラ

23 ページ23

｢おじゃましまーす。｣







久しぶりの太ちゃんの家に来た


相変わらず白と黒で揃えられた家具で


お洒落なカッコいい部屋









｢よし、じゃあ作り始めるね。｣



｢うん、俺何手伝えばいい？｣



｢うーん、じゃあお湯沸かしてもらっていい？｣



｢ははっ、わかった。｣









太ちゃんがおっきいお鍋にお水入れてる間


私は、キノコを切ってく


ここまでは簡単な作業だけど


次は、味付けなんだよね


分量とかちゃんとはかってても


たまにおかしいくらい不味いの出来上がっちゃう









太ちゃんと一緒に


なんとか作り上げた和風パスタ


割と匂いはいい感じ









｢うまそうじゃない？｣



｢うん、太ちゃんのおかげで成功したかも。｣



｢よし、食べよっか。｣



｢うん。｣







二人でテーブル囲んで


パスタと、残りの材料で作った簡単なスープを


一緒に食べる









｢おいしいっ！｣



｢うまいな。｣









ちょっと不安だったけど


ちゃんと美味しくできて嬉しい


今日から、料理の腕磨こうかな？


なんて、調子乗っちゃダメだ…









｢もうすぐで、研修も終わるな。｣



｢そうだね、ちょっと寂しい。｣



｢だな。｣



｢早く立派な教師になりたいな〜。｣



｢俺も。｣



｢太ちゃんはもう立派だよ。｣



｢そんなことないよ。｣



｢そんなことある！だって説明するの上手だしちょっとだけ太ちゃんの授業覗いちゃったけど生徒の皆が集中して聞いてたし。｣



｢ははっ、覗いてたの？｣



｢ついつい、気になって。｣



｢俺気づかなかったわ〜。｣



｢だって後ろのドアの窓からちょっと除いただけだもん。｣



｢なんか怖いよそれ。｣



｢えー、ひどーい！｣









こうやって太ちゃんと話しながら


笑って楽しんで食べるご飯は


本当に美味しい









ご飯を食べ終えたら


太ちゃんが一緒に見よって言ってくれたDVDを


見ることに。









しかもそのDVDはホラー映画



太ちゃん私の反応みて、ニヤニヤしてるけど









残念でした









｢私、ホラー映画好きだよ？｣



｢えっ、マジ？｣

24→←22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す