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「……ふぅ。」
あと、一週間ちょっとで
この学校での実習も終わる
生徒達が、Aちゃんって下の名前で
呼んでくれて
先生呼びも憧れてたけど
親しみやすいし、距離感縮まった感じで
嬉しいなあって思った
「A、おはよ。」
「おはよう。」
「今日も、頑張ろうな。」
「うん!」
朝から爽やかな笑顔の太ちゃん
一緒に職員室向かってたら
女の子たちが騒ぎながら集まってきて
「藤ヶ谷せんせ〜い!
おはようございま〜す!!!」
「おう、おはよ。」
「あ、Aちゃんもおはよう!!」
「おはよう。」
Aちゃんもって(笑)
太ちゃんのついで、みたいだ。
まぁ、そうなんだろうけど
「ねぇAちゃんと、藤ヶ谷先生って
付き合ってるのー?」
「…っえ?」
生徒の質問に驚いて
太ちゃんの方チラッて見たら
ニヤってあの小悪魔な顔で笑って
「さぁ、どうだろ?」
「えー!!!先生同士の恋ってありなの?」
「んー、どうかな。
でもやっぱり、生徒と教師の
禁断の恋の方が燃えるよね。」
「…だよね?/////」
また、ニヤってして、
そんな太ちゃんの表情に
また、キャーって女の子たちが騒ぐ
何言ってんの、馬鹿太ちゃん
こんなの、ほかの先生達に聞かれてたら
説教くらうよ?
最悪の場合、最後まで実習出来なくなっちゃうのに
なにが、禁断の恋なのよ
また、普通に歩き出す太ちゃんを
睨みつけてやったら
次は、ふふって鼻で笑う
「禁断の恋なんて許されないんだからね。」
「えー、そうなの?」
「…太ちゃん、馬鹿なの?」
「ははっ、冗談だよ。」
「…。」
「ねえ、なんでそんなムキになってんの?」
「…え?」
太ちゃんが、私の髪に触れて、
私の目をじっと見つめる
何これ…ここ、学校だよ?
誰もいないからって…
「…期待しちゃうなー。」
って呟いて
また、何も無かったように歩き出す
真っ赤な顔の私を置いて。
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まき(プロフ) - すいません!レスのコメントが見れません(T . T) (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2a792bfcb2 (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - 玉にゃこMです!お久しぶりです覚えてますかね?新しい垢を本当に教えていただきたいです(^。^) (2019年7月25日 2時) (レス) id: 2a792bfcb2 (このIDを非表示/違反報告)
万里奈(プロフ) - Mielさん» こんにちは。ただいまです(T_T)温かいお言葉ありがとうございます、これからまたよろしくお願い致します。 (2017年6月27日 15時) (レス) id: 2033607cc2 (このIDを非表示/違反報告)
Miel(プロフ) - 万里奈さんこんにちは。おかえりなさい。待っていました。またお話が読めるのが嬉しくてたまりません。これからも楽しみにしています。 (2017年6月25日 16時) (レス) id: 5ce7b7cc41 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 万里奈さん» 万里奈さんのお返事ありがとうございます!はい!これからも楽しみにしてます(´˘`*) (2017年6月24日 1時) (レス) id: 10a6415505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:万里奈 | 作成日時:2015年9月25日 18時