原作知らないけど皆いい人だったのでとりあえず御教授願う。

欠片 ページ21

「神原、無理して笑わなくて大丈夫だぞ？」





無理して笑った事なんて1度もない。





でも、初対面の人にはよく思われる事らしい。







最初にこの言葉を言われたのはいつだろう。



ハッキリとは覚えていない。






言われるだけならまだ良かった。









小学校、高学年の頃だったか...。





「アンタの目何！？馬鹿にしてるよね！」






相手を蔑んでると思われた事があった。




これに加え、学校で1番モテてた子が私と仲良かったから







「学校これないようにしてあげっよか！」






とある女の子のグループの標的にされて






「キモイんだよ！」






カッターナイフで切られそうになった。






恐怖で体が動かなくて、ああ。絶対腕に大きな傷が残るなって思ったけど







高橋「ねぇ、マジで何やってんの？」





昔からの1番の友達が止めてくれた。








それ以来、虐められることもは無くなったし、グループのリーダーは何処かへ転校し、皆が私の目を綺麗と褒めてくれた。





でもあの時の恐怖は忘れられず、今でも刃物を見ると体の芯が硬直していくを感じる。

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