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肆拾漆ノ刃 ページ19

〜 NO side 〜





産屋敷「義勇、どうだったかな?」





冨岡「宇髄や時透の予想通り、神原は既に全集中の呼吸・常中を習得していました。」







意識せずとも呼吸を完全に習得する。




彼女は一体何者なのだろうか。






たった2日間だけで神原の噂は様々な所で発生し、どれも大袈裟だろうと思う程のものだった。



しかし、それらは全てが事実であり、耳に入ってくる度彼女の凄さを実感させられた。









産屋敷「そうかい。...彼女は一体何なのだろうね。突如現れたかと思えば、稀にも稀すぎる才能を備えている。」





「「.....」」






確かに、彼女は只者ではない。それはこの場にいる全員が理解している。






しかし、神原の“ただの少女”としての姿を知っている者らはそれを理解すればするほど、どこか胸が苦しくなる。



何故、巻き込んでしまったのか。と









産屋敷「Aは今の実力でも鬼殺隊に加入できる。私はそう思うんだ。」






神原の動きを生で見た者はそれを十分に共感した。





短期間であの動きを身につけていたのだ。



もしかすれば自分たちより強力な力を持っているのかもしれない。









産屋敷「Aは1週間欲しいと言った。しかしあの子の力を封じておくのはとても勿体ないことだ。今すぐにでも、彼女が承諾してくれるならあの子を正式な鬼殺隊士として歓迎しようと思う。」







何となく察していたことではあり、鬼殺隊としてはそれに賛成すべき事だった。





しかし、周りを明るく照らし、そしてどこか悲しく儚い彼女が危険に晒されると思うと素直に頷けない気持ちになる。









不死川「...しかしお館様。彼奴はまだ鬼に遭遇していません。判断力や対応力を調べる機会が必要かと。」






産屋敷「そうだね。だから明日君たちの任務に同行してもらう。明日任務が入っているのは実弥と蜜璃。2人とも頼めるかな?」








その場の全員が、何故よりによって不死川なのだろうかと困惑した。




宇髄と胡蝶に関してはそれが表情にハッキリと出ている







甘露寺「はい!私は大歓迎です!」




不死川「...お館様のお望みならば」







いつもは真っ先に返答をする不死川が、いつもより3拍ほど返答が遅れた


彼も色々と思っていることがあるのだろうか









産屋敷「2人ともありがとう。杏寿郎、この事をAに伝えてくれるかな?」



煉獄「承知した!」

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1+2= - おにぎりぃおにぎりぃ (2020年4月21日 9時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
1+2= - ミナさん» 分かる (2020年4月21日 9時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - この小説神小説だぁぁ!夢主愛されすぎて私泣いてまうぅぅうちもこんなに愛されたいぃぃぃぃ! (2020年4月13日 20時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
ぐりんぐリング - むつ夫さん» いえいえ!こんな神小説を読ませていただいてるこちらがありがとうございますです!最新話も本当に面白かったです! (2020年4月11日 23時) (レス) id: 3480996042 (このIDを非表示/違反報告)
むつ夫(プロフ) - ぐりんぐリングさん» 一人称視点で書かせて頂いているのでそれが伝わっているようで嬉しいです!ありがとうございます (2020年4月10日 19時) (レス) id: 6bff7e5276 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むつ夫 | 作成日時:2020年3月30日 21時

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